ブログやツイッター、フェイスブックなどが台頭してきており、メールマガジンは一昔前の産物のようになってきている感はありますが、エステティックサロン経営にとって、メールマガジンの定期的配信はまだまだ大きく売上向上に寄与してくれます。
私のサロンでは、週一回メールマガジンを配信しています。内容は、サロンからのお知らせ、予約空き状況、美容コラム、その月のキャンペーンなどです。
メールマガジンを配信すると、次のような効果があります。
(1)チケットを持っていて、予約が入っていないお客様から予約が入り、休眠を防ぐきっかけとなります。予約が入っていないお客様から予約を頂くには何かしらのきっかけが必要です。何もしなければそのまま休眠になってしまう可能性が高いので、週一回メールマガジンを配信することにより、そのきっかけづくりとしています。
(2)チケットは持っていないけれどもキャンペーン等を使って都度払いでサロンに来店されるお客様から予約が入ります。ここ数年、チケットを持つこと自体に抵抗があるお客様が増えてきており、都度払いで通い続けるお客様も少なくありません。そこで毎月キャンペーンメニューを設定することにより、その方々の来店促進につながります。
(3)チケットを持っている既存のお客様の来店頻度向上につながります。例えば、痩身のチケットで月2回通っているお客様がキャンペーンのフェイシャルメニューを見て、今月はこれを受けたいということで、その月は普段の痩身2回にフェイシャルを加え、月3回の来店になります。来店頻度が上がれば上がるほど、休眠にはつながりにくいので、とても大きな意味があります。
(4)メールマガジンの週一回の発行で、内容が毎回キャンペーンのみにならないよう、読み物の美容コラムを掲載しています。これを担当スタッフに書いてもらうことにより、本人たちが自ら調べるようになるので、とても勉強になっていることも大きな効果です。
(5)メールマガジンはこちらからの一方的な配信ですので、おそらく読んでいない方が半数だと思います。しかしそれでも十分な効果であり、受信したときにそのサロンを思い出さざるを得ないので、今は必要ないけれどもエステに行きたくなったときに一番に思い出してもらえるのです。
皆様のサロンではいかがでしょうか?
榎戸淳一
株式会社ES-ROOTS代表取締役社長、一般社団法人エステティックグランプリ元理事長
新卒で船井総合研究所に入社し、様々な経験を積んだ後に「エステティック業界の健全化、イメージ回復」に使命感を感じ、船井総研内で自らエステティック業界のコンサルティングを立ち上げ、業界内で多大な実績を残す。現在では、株式会社ES-ROOTSを設立し、東京都目黒区に「fruitsroots(フルーツルーツ)」というオーガニックコスメ&エステティックサロンを経営している。www.es-roots.co.jp また、業界誌「週刊粧業」「セラピストBEAUTY」「ヌーヴェルエステティック」の連載、業界イベント「ビューティーワールド」「ダイエット&ビューティー」での講演など、活動範囲は幅広い。
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