第44回 予約を入れるきっかけづくり

【週刊粧業2013年5月27日号4面にて掲載】

 多くのエステティックサロンでは、チケット残がありながら、予約が入っていない休眠客を多く抱えています。会計処理の話は別として、新規のお客様がたくさん来ていた時代はそれで経営は成り立っていたのかもしれませんが、今の時代はそうではありません。

 いかに一人一人のお客様に長く通っていただけるか。つまり、チケットを全て消化し終わっても、再度チケットを購入していただけるかということがとても大事になってきています。そのためには、当たり前のことですが、休眠せずに定期的に頻度よく通い続けていただくことが必要です。

 しかし、現実的には簡単なことではなく、気を緩めるとすぐに休眠客が増えていってしまいます。もちろん中には不満を抱えて、休眠になってしまうお客様もいらっしゃいますが、大半は「なんとなく」「忘れていた」「忙しくなった」「他と比べて優先順位が下がった」という理由です。

 サロン来店時に次回の予約を取っていただくことの連続でまわっているときはよいのですが、どうしてもお客様も人間ですので、体調を崩したり、様々な事情で直前にキャンセルされることがあります。そのときに別日の予約を取れればよいのですが、そうはできないこともあります。それをお客様の方からまた連絡をくださるだろうと思っていると意外と連絡がこず、そのまま休眠になってしまうケースが多いのです。

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榎戸淳一

株式会社ES-ROOTS代表取締役社長、一般社団法人エステティックグランプリ元理事長

新卒で船井総合研究所に入社し、様々な経験を積んだ後に「エステティック業界の健全化、イメージ回復」に使命感を感じ、船井総研内で自らエステティック業界のコンサルティングを立ち上げ、業界内で多大な実績を残す。現在では、株式会社ES-ROOTSを設立し、東京都目黒区に「fruitsroots(フルーツルーツ)」というオーガニックコスメ&エステティックサロンを経営している。www.es-roots.co.jp また、業界誌「週刊粧業」「セラピストBEAUTY」「ヌーヴェルエステティック」の連載、業界イベント「ビューティーワールド」「ダイエット&ビューティー」での講演など、活動範囲は幅広い。

http://www.fruitsroots.com/

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