日本輸入化粧品協会によると、ハミガキと石けんを除いた2017年の化粧品輸入額は2461億円(前年比7.4%増)と堅調に推移した。特に後半は2ケタ増を達成し、全体を牽引する形となった。スキンケア、メーク、フレグランス、ヘアケアいずれのカテゴリーもプラス成長した。
ブルーベル・ジャパンでは昨年、百貨店で過去最高の売上を達成した。
クラランスでは2017年12月期、前期比11%増と2ケタ増を遂げた。
M・A・Cでは今上期(2017年7月~12月)に前年同期比12%増を達成、既存店ベースでも11.5%増で、全体で売上の底上げができた。
コティグループHFCプレステージジャパンは、新製品として「ウエラトーンヘアカラートリートメント」(写真)と「同リタッチコンシーラー」を3月14日に発売する。
ローラ メルシエは、昨年4月に資生堂グループとなり、この1年間は新体制の構築に費やしてきた。
ラ・プレリージャパンの2017年12月期は、「スキンケアブランドとして、非常によい年だった。特に4月以降は戦略が奏功して12月まで2ケタ伸長が続き、通期で2ケタに近い成長を達成した」(粟井佐知子社長)という。
レブロンは、外資系マスブランドが国内で苦戦している中、2017年も2ケタの増収を継続し、6年連続で2ケタ成長を達成した。
ボンドホールディングスは昨年12月、浸透性皮膚保護剤「ボルダー」(写真)の新たなラインナップ追加(ベビー・プロフェッショナル)に伴い、パッケージの全面リニューアルを行った。
アメリカやヨーロッパを中心とした海外のナチュラル&オーガニックブランドの正規代理店事業を展開するアリエルトレーディングは、取り扱うブランド・製品を通じて、海外で新たに取り入れられているライフスタイルを日本に紹介している。
アルファネットでは昨年、「rms beauty」(写真)の売上が前年比5%増を達成した。
アパレル大手オンワードホールディングスの資本参加を得て化粧品ビジネスを展開しているココバイは、主力として展開している米国のオーガニックブランド「product」の販路拡大に取り組む中、BtoBのサロンルートを中心にした展開で愛用者基盤の拡大を順調に進めている。
今特集では、関連企業11社(ブルーベル・ジャパン、クラランス、M・A・C、コティグループHFCプレステージジャパン、ローラ メルシエ、ラ・プレリージャパン、レブロン、ボンドホールディングス、アリエルトレーディング、アルファネット、ココバイ)を取材した。
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