2017年1~12月のオーラルケア市場(金額ベース、週刊粧業調べ)は、前年比1%増の2360億円となった。
ライオンは2017年、各ブランドを通して、製品機能を伝えるだけでなく、使用体験により生活に良い影響を及ぼすベネフィット提案でオーラルケア意識を高める活動を推進してきた。
サンスターグループ オーラルケアカンパニーは、オーラルケアブランド「Ora2(オーラツー)」から新シリーズ「Ora2 me(オーラツーミー)」を3月12日に発売し、「ガム歯周プロケアシリーズ」(1月17日発売)と合わせて注力商品と位置づけた。
花王は、クリアクリーン、ピュオーラ、ディープクリーンの展開3ブランドでそれぞれ、歯の健康、歯周トラブル、歯ぐき疾患予防の症状対象を絞り込んだブランドマネジメントを推進している。
小林製薬のオーラルケアカテゴリーは2017年度、主力の「生葉」ブランドや歯間清掃具関連が好調に推移し、参入カテゴリーの市場活性化に貢献した。
医薬品・医薬部外品・化粧品の開発メーカーである日本ゼトックは、高機能・薬用ハミガキを中心とした主軸のOEMビジネスが引き続き好調をキープし、2018年5月期も増収での着地を見込む。
薬用ハミガキの専門メーカーであるスモカ歯磨は、「ジェルコートF」(ウエルテック社)を中心とした歯科医ルート向け製品や、「コスミオン」「歯磨スモカ」といった自社ブランドの売上が堅調に伸び、2018年3月期売上高が前年比10%増で連続増収を達成した。
美白・高機能ハミガキを展開するサンギは、主力の「アパガード」ブランドが引き続き好調に推移し、2018年3月期のブランド売上高は前年比13%増となった。
銀座ステファニー化粧品では、2017年5月より日本で「リーチ」製品の販売を開始した。
ニュー スキン ジャパンは6月19日、主力のオーラルケア「AP―24」シリーズから、歯周病を根元から断つハミガキ「歯周ケア トゥースペースト」(写真)を発売し、市場の伸長が続くオーラルケア分野でさらなる飛躍を目指す。
2017年1~12月のオーラルケア市場(金額ベース、週刊粧業調べ)は、前年比1%増の2360億円となった。ハミガキを中心とした高機能・高付加価値化に加え、洗口液やデンタル用品の併用率向上により拡大傾向にあるが、最近5年間は毎年3%前後で伸長してきたことを踏まえると、17年は伸長率が鈍化したといえる。今特集では、関連企業12社(ライオン、花王、サンスターグループ オーラルケアカンパニー、小林製薬、日本ゼトック、スモカ歯磨、サンギ、ヤクルト本社、銀座ステファニー化粧品、ニュー スキン ジャパン、モデーアジャパン、日本歯科商社)の取り組みを紹介する。
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