ブックタイトル化粧品・トイレタリーの専門誌C&T|2014.10(季刊No.161号)

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概要

化粧品・トイレタリーの専門誌C&T|2014.10(季刊No.161号)

フェア通じ香水のクオリティ高めるウエニ貿易との提携で業績V字回復エンジェルハートでは、今回のフレグランスフェア参加のねらいについて「フレグランス市場ではデフレマインドが蔓延しており、驚くべき価格の商品が登場している。ローコスト商品の調達に先走り、フレグランスの本物のクオリティを逸脱した商品が増えてしまった。モラルとして超えてはいけない一線まで踏み込んでいるのが現状だ。フレグランス売場の縮小、撤退が続き、店頭のマインドも数年前に比べるとよくないと言われている。そのような中、フレグランスのコアな部分をお客様に伝えるべきというウエニ貿易の考え方に共感した。フレグランスはお客様にクオリティの説明ができる商品であり、本来はセルフ型ではないが、セルフの商品になっている。そこで定期的にビッグイベントを開催して香水本来の姿を伝えるべきであると判断し、フレグランスフェアに賛同した」(天野喜則社長)と語る。フェア開催期間は購入者にBBクリームとフェースマスクのセットをプレゼントした。その画像をネットにアップする人や「小さいので持ち運びに便利」という書き込みがあるなど、好評を博した。昨年度末からウエニ貿易との販売提携がスタートし、それ以降は新販売チャネルが作増えたこともあ発表って業績はV字会に回復し、本来のて、エンジェルハー天野トのポテンシャ氏(ルが復活しつつ右ある。)と「今期(2014板野年9月期)はE友美Cサイトや店舗氏運営などのサブ事業をクローC&T2014-10エンジェルハートズし、メーカーとしての活動に特化するための整備に時間を要したためほぼ無難な着地予想をしているが、来期はかなりポジティブな業績を予定している」(天野氏)今春夏は、6月17日に開催した新作フレグランス発「ティアリークリスタル」表会の模様がWeb媒体を中心に紹介され、新作「エンジェルハートウィズラブ」に対する認知が高まった。繊細で柔らかなカシミアベリーの香りで、ボトルには10粒のハート型ガラスを閉じ込めた。「この新作は新たなテイ「ティアリーローズ」ストの香りで、(新ミューズである)板野友美さんのファッションにもマッチして新客にも試してもらえ、既存品との相乗効果もみられた。昨年発売した『ライオンハートラブ』は、ボトルの中に浮かぶ『LOVE』の文字を説明すると気に入ってくれるお客様が多い。再発売となった『ロマンチックドロップス』は雑誌社のイベントでほぼ完売し、Webのキーワード検索も上昇して認知度が高まった」(田代真由子商品部部長)今後もウエニ貿易との提携で販売チャネルの充実化をはかる。このため、同社の流通にフィットする商品開発を進めていく。すでに、ウエニ貿易が手掛ける「エンジェルハート」の時計とのセットを限定発売するなどの相乗効果も出てきた。今秋は「ティアリークリスタルオードトワレ」「同ローズオードトワレ」を9月10日に発売する。ダイヤモンドカットのハートを連想させる華やかなボトルが特長だ。今後はウエニ貿易と同社の商品を掲載した店頭配布用冊子を活用する。「今後も地道にプロモーションを行い、香水のクオリティを以前の状態に戻していきたい。販売員には、製品開発のコンセプトや内容成分についてまで商品部がしっかり教育をしてから店頭に立ってもらっている。今後も教育を強化していきたい」(天野氏)31