ブックタイトル化粧品・トイレタリーの専門誌C&T|2014.10(季刊No.161号)

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概要

化粧品・トイレタリーの専門誌C&T|2014.10(季刊No.161号)

特集ラインナップの充実化で2ケタ成長達成百貨店と直営店主軸に、ブランド育成川辺川辺では2014年3月期、フレグランス事業の売上高が24億2000万円(前年比16.6%増)と高伸長を遂げた。その原動力となったのが、昨年1月よりスタートしたプーチグループとの取り組みである。「プラダ、ヴァレンティノ、ニナリッチ、キャロライナヘレラ、パコラバンヌ製品の取扱いを開始したことが売上げ増に大きく貢献した。昨年10月にはLVMHとの取り組みとしてフェンディも加わり、さらに売上げが増えた。このように、ラインナップを充実できたことが大きな要因となった」(奥田直人フレグランス本部副本部長)この中でも「プラダ」はプレステージブランドとしての認知度が高く、顧客への浸透が早い。「ニナリッチ」は既存顧客を中心に高い支持を得ている。このような状況下、消費増税の駆け込み需要もあって1~3月は売上げが増加した。今期の第1四半期(2014年4~6月)はほぼ計画通りの前年比5.4%増を確保した。夏場は今年2~3月に円安を踏まえて値上げを実施したことが響いているという。ユーロの平均為替レートは131円と、2012年の104円に比べて大きく上昇した。「今春夏はサルヴァトーレフェラガモシニョリーナエレガンツァオーデパルファムを主軸に、ファンフェンディブロッサムオーデトワレ、ニナリッチラ「フェンディアクアロッサオーデトワレ」「テンテーションプラドゥニナオーデトダキワレなどが健闘しャンた。インカントアディミティも原宿にフロポップアップストラーアをオープンしてレオオールマーケットーデへの情報発信がでトワき、卸からも多数レ」のオーダーを受け「た。フェラガモ、アナスフェンディ、ニナイラリッチが売上げをニュ押し上げている」イド(熊谷保彦フレグゥボランス本部フレエムグランス部マーオーケティング課マデトネージャー)ワレ今夏はフレグラ」ンスフェアに参画した。香水市場が伸び悩む中、プレステージブランドフレグランスのマーケット活性化や、消費者のフォーカスを向けたい、売場をしっかりつくっていきたいというねらいがあった。フェア期間中はその普及に役立つアイテムを協賛した。今秋も「プラダキャンディフロラーレオーデトワレ」「アナスイラニュイドゥボエムオーデパルファム」「同オーデトワレ」、「フェンディアクアロッサオーデトワレ」など、大型新製品を続々導入する。「フェラガモシニョリーナオーデパルファムレザーエディション」も限定発売する。課題の1つとして、メンズユーザーの育成がある。これを踏まえ有力ブランドの1つ「フェラガモ」のアジア向けメンズ香水の開発を視野に入れている。「流通は百貨店と直営店を主軸とし、それぞれ32店舗(2014年9月16日現在)、15店舗に展開し、両チャネルを合わせると売上げの半数を占める。今後も全35ブランドの中から新たな柱となるブランドの育成をはかり、2015年3月期は23億6000万円を目指す」(安達彰宏取締役フレグランス本部本部長)32C&T2014-10