ブックタイトル化粧品・トイレタリーの専門誌C&T|2014.10(季刊No.161号)

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概要

化粧品・トイレタリーの専門誌C&T|2014.10(季刊No.161号)

市場研究秋のトイレタリー市場期待アイテム№1は「ラックスルミニーク」カテゴリーでは「ボディケア」に期待の声「秋の新製品」を卸売業・小売業26社にアンケート「C&T」では、卸売業とGMS・SM・コンビニ他、ドラッグストアの各業種・業態を対象に、毎春・秋にトイレタリー市場の動向を占うアンケート調査を実施している。今回は卸売業12社、GMS・SM・コンビニ他?社、ドラッグストア?社の総勢26社から回答を得た。トイレタリー市場に関する各社の最新業績や予測などをまとめた。(近藤)春は「上回っている」47.8%昨年から7.8ポイントアップまず、この春のトイレタリー市場の動向について、各社の業績を尋ねた。(〔表1〕を参照)2014年3月~6月までのトイレタリー関連売上げの前年同期との比較は、各業種・業態総合(以下、総合)で「上回っている」が47.8%、「前年並み」と「下回っている」がともに26.1%となった。昨年実施した同様の調査結果と比較すると、「上回っている」が*アンケート結果は、卸売業12社、GMS・SM・コンビニ他?社、ドラッグストア?社の合計26社の回答によるもの。調査期間は、2014年?~?月である。7.8P増加する一方、「前年並み」が1.9P、「下回っている」が5.9P減少し、各社の健闘ぶりが浮かび上がっている。「上回っている」との回答率は一昨年の調査に続いて増加するかたちとなり、業績の上向き傾向が続いているようだ。総合の売上前年比の平均数値も、昨年の100.5%から102.7%へと2.2P増加した。売上アップの結果を残した企業の中では、伸長率が2ケタに達したとする回答もあった。前年実績を下回ったとする企業でも、減少幅は数%程度でダメージは小さい。日常生活に欠かせないトイレタリー商材は極端に購入回数が減るわけではないため、市場自体が大きく落ち込むことはなかなか考えづらいが、近年は衣料用洗剤やオーラルケアを筆頭に高単価アイテムの販売が好調で、それらの販売動向が業績を左右している可能性がある。次に、売上前年比を業種・業態別で探ってみた。卸売業では「上回っている」が63.6%となり、前年の36.4%から急増する結果となった。必然的に「下回っている」が9.1P減少するなど、卸各社の奮闘が目立っている。「上回っている」の回答率ではGMS・SM・コンビニ他も50.0%で続いた。これは昨年と同じ割合で、あとは「前年並み」は16.7%、「下回っている」は33.3%だった。一方、両業態を比べるとあまり調子が上がらなかったのがドラッグストアだ。「上回っている」は16.7%で、昨年から20Pを超える落ち込みとなった。同様に「下回っている」が16.7%となったため、7割近い多くの企業が「前年並み」で推移したことがわかる。ただ、「下回っている」との回答率は全業種・業態の中で最も低く、安定感を見せてもいる。売上前年比の平均数値は、卸売業が103.2%、GMS・SM・コンビニ他が101.8%、ドラッグストアが100.0%となっている。今度は同期間の売上高に占める「春」の新製品について、売上実績を尋ねた。春の新製品の売上げについて、総合は「期待以上だった」が21.7%、「期待通りだった」が30.4%、42C&T2014-10