オッペン化粧品、ネイルサロン網拡大で若年層への認知高める

カンタンに言うと

オッペン化粧品、ネイルサロン網拡大で若年層への認知高める

 オッペン化粧品は、 「女性に美しさを届ける化粧品メーカーとして、 美しくなるための色々な入り口を用意する」 方針から開始したネイルサロン 「オッペン ネイルカフェ」 を大阪市内で2店舗 (阪急三番街店・心斎橋アメリカ村店) 展開している。

 同社のアンテナショップとしての機能も併せ持つ 「オッペン ネイルカフェ」 は、 自社ブランドのネイルカラーを利用することで 「ワンコイン500円でのカラーリング (10本)」 を実現した。 そのリーズナブルな価格で、 約100種から選べる豊富な品揃えが好評で、 爪先までおしゃれを楽しむ女性を中心にリピーターを獲得している。

 リピート率を高めている要因としては、 バイオジェルやアートネイルなど手爪だけでなく、 足爪のカラーリングやフットバスなどフット関連もメニューに加え、 おしゃれを楽しむ女性の多様なニーズに応えられるサービスを展開していることと、 落ち着いてリラックスできることを目指した店内レイアウトにもある。

 取材した心斎橋アメリカ村店 (藤木さやか店長) は、 「ビルの2階という立地から、 少し入店しにくい環境ではあるが、 一度入店していただければ 『リラックスしてサービスを受けられる』 という感想をいただくことが多い」 (同社) というように、 ネール施術2席、 フット施術2席とゆとりをもたせた空間に演出している。

 そして、 安定したリピート率の確保ができることを確認した同店は、 新規顧客の獲得に比重を置き、 時季に合わせてクーポンマガジンやクーポン付フリーペーパーなどに広告を掲載し、 新規顧客の獲得を図っている。

 来店客層は、 10代後半から20代前半のF1層が多いエリアとして知られている中、 20~30代の働く女性が中心だという。 今年は 「ベージュ系や落ち着いた色合いのピンク系などヌーディカラーの人気が高い。 季節によって多少の変動はあるものの、 足元に比べて指先は、 デイリー使用できるカラーを好むお客様が多い」 (同社) という。

  「ネイルも美容のひとつであることから、 カウンセリングをする中で、 肌の悩みや使用している化粧品などの話にまで発展する。 そうしたお客様の声を当社の化粧品開発や販売に活かしていきたい。 また、 ネイルサロンはヘアーサロンに比べて、 まだ生活者に浸透していない。 当店をお気に入りのネイルサロンとして利用する女性を1人でも多く増やしたい」 (同社)

 主幹事業である訪販事業では、 会員世代層の高齢化が進んでいる。 ネイルサロン事業は 「オッペン化粧品」 のブランド認知を若年層に向けて発信する機能としての期待もあり、 ジェラート事業とともに、 来年はさらに注目が集まりそうだ。

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