資生堂、南アフリカ共和国で化粧品販売を開始

資生堂、南アフリカ共和国で化粧品販売を開始

 資生堂は、南アフリカ共和国で、世界共通のグローバルブランド「SHISEIDO」のスキンケア、メークアップなどを、現地代理店を通じて2010年10月より販売する。これにより、海外での資生堂化粧品の販売は、世界79の国と地域(日本含む)となる。

 アフリカ市場ではすでにエジプト(空港免税店のみ)、モロッコで販売を開始していたが、アフリカ経済のリーダー的存在で、高級化粧品市場も伸長している同国において「SHISEIDO」ブランドの定着を図っていく。

 アフリカにおいては2009年5月、エジプト・カイロ空港での免税店ビジネスをスタートした後、同年8月、モロッコで化粧品店での販売を開始していた。南アフリカはサッカーのワールドカップが開催されるなど域内外からの注目を集めており、また資源大国であると同時にアフリカ域内でGDP(国内総生産)がトップで、経済成長も順調に推移している。

 資生堂は、同国の香水、化粧品、トイレタリー等を含めた09年の化粧品市場全体は約11億ユーロ(約1210億円)、うち高級化粧品市場は2億2000万ユーロ(約242億円)と見ている。前年対比2ケタの伸びを示しており、今後もさらなる伸長が期待されることから南アフリカへ進出することとした。

 販売については、南アフリカの高級化粧品販売で実績のある「プレステージ コスメティクス グループ」(The Prestige Cosmetics Group)を通じ、地元の高級デパート上位店から展開。世界各国同様にビューティーコンサルタントによるカウンセリング販売を行う。初年度は5店舗程度、2012年度には10店以上で展開し、愛用者を着実に増やしていく。

 〈代理店の概要〉
 会社名=プレステージ コスメティクス グループ(THE PRESTIGE COSMETICS GROUP (PTY) LTD.)▽所在地=南アフリカ ケープタウン オブザバトリー▽代表者=ハーカス・グレイリング(Mr. Hercus Greyling)▽事業内容=南アフリカの高級化粧品の輸入・卸販売

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