カネボウ、年齢で変化するたるみの特徴を検証

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カネボウ、年齢で変化するたるみの特徴を検証

 カネボウ化粧品は顔面形状を3次元曲面形状計測装置で計測し、年齢によって変化する肌のたるみの特徴を見出すのに成功した。

 骨格や目、口の位置など個人差の大きい特徴を顔面形状から取り除き、加齢による皮膚表面の形態変化のみを抽出する方法を開発したもの。それによると、加齢とともに、目の下から唇上部までの頬部において目頭から斜め方向に2つの大きなうねりが表れ、口元でも口角のヨコに頬部よりも急カーブのうねりが表れる。このうねりは加齢に伴い、広範囲にはっきりと表れることがわかった。

 年齢が進むにつれ、顔の中心線に近い部分のカーブの強さや高さが大きくなり、顔の外側に広がっていく。うねりの大きさ、範囲、山と谷の位置といった顔の形状変化が加齢によるたるみを印象づけてることがわかった。

 同社では今後、これらの実態を踏まえた「顔のエイジング研究」を進め、年齢に応じた適切な化粧品の開発などを行っていく。この研究は2010年9月24日~26日にブエノスアイレスで開催された「ISBS World congress2010」(皮膚計測学会)で発表された。

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