花王エコラボミュージアム、7月4日から一般見学を開始

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花王エコラボミュージアム、7月4日から一般見学を開始

 花王(尾崎元規社長)は2011年6月8日、環境に関する技術開発の研究機能を集約した「エコテクノロジーリサーチセンター」(呼称:ETRC, Eco-Technology Research Center)と「花王エコラボミュージアム」を和歌山工場内(和歌山市湊1334)に開設した。ETRC本棟1階には、花王グループの環境に対応した最先端技術を一般消費者がわかりやすく体験できる「花王エコラボミュージアム」も併設している。

 ETRCは、敷地面積6957坪の規模で、3つの研究施設から構成されている。中核となる「ETRC本棟」は地上7階建て、延床面積6049坪と花王の研究棟としては最大の規模となる。1階がエコラボミュージアム、2階から6階は研究実験室、研究員居室、7階が講堂、会議室となっている。これに製品の生産プロセスのスケールアップ研究を行う「パイロット研究棟」、植物の育成研究を行う「植物・バイオマス研究棟(温室)」の2つの研究施設が併設されている。総投資額は160億円に達する。

 「花王エコラボミュージアム」では、製品のライフサイクルにおける取り組みを、展示や映像、体験プログラムなどを通じて紹介している。とくにipadでヤシの実からヤシ油を絞り出す様をバーチャルに紹介するなど工夫を凝らしている。このほか、この100年間で地球の平均気温が0.7℃上昇しており、2100年までには2℃から4℃、さらにそれ以上上昇すると予測されるなど、地球環境のいまと今後の予測を紹介している。また、毎日の家事をエコ視点で科学する実験プログラムも用意されている。

 なおこのエコラボミュージアムと温室棟は7月4日から一般見学が可能となる。(原則週末と祝日、年末年始は休館、入館料無料)

【花王エコラボミュージアムの展示内容】
館内は、主に3つの内容で構成されている。
■「花王のエコ」をリアルに体験
花王の環境に配慮したモノづくりや先端のエコ技術を紹介している。製品の原材料を選ぶ(原材料調達)、製品をつくる(生産)、運ぶ(物流)、製品を使う(使用)、ごみに出す(廃棄)までの、製品のライフサイクルにおける、さまざまな取り組みを、展示や映像、体験プログラムなどを通じて楽しく伝える。
■いっしょに「地球環境」を考えよう
いま、地球でなにが起きているのか、私たちになにができるのか。「温暖化する地球」「いのちとくらしを支える水」「生物多様性のもとに」の3つのテーマで、地球環境のいまを紹介する。
■実験で楽しく学べる「エコ家事ラボ」
毎日の家事をエコ視点で科学する実験室。家事のメカニズムを楽しみながら学べる、さまざまな科学実験のプログラムを計画している。

【花王エコラボミュージアムの見学案内】
 所在地=〒640-8580 和歌山県和歌山市湊1334 花王株式会社 和歌山工場内▽開館時間=9:30~16:00▽休館日=土・日・祝日および会社休日、年末年始▽入館料=無料
■見学申込   
見学には、事前のお申し込みが必要。申し込みは、見学希望日の2カ月前より、電話にて受け付けている。
電話 073-423-8151 (受付時間=9:00~16:30)
※和歌山工場とあわせての見学もある。
※会社行事と重なる場合は、断られる場合がある。
■アクセス     
・JR「和歌山」駅よりタクシーで約20分
(関西国際空港よりJR「和歌山」駅までは、リムジンバスで約40分)
・南海本線「和歌山市」駅よりタクシーで約10分

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