資生堂、植物由来容器の導入により環境対応を強化

粧業日報

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資生堂、植物由来容器の導入により環境対応を強化

 資生堂は、環境対応の一環としてヘアケアブランド「スーパーマイルド」(全6品目6品種、オープン価格、2011年9月中旬発売)の外装強化を実施する。

 1988年発売の「スーパーマイルド」は、純国産オーガニックハーブ配合エッセンスを全品に配合し、「髪へのやさしさ」を訴求してきたが、今回、サトウキビ由来ポリエチレン容器を採用することにより、環境にもやさしいブランドへと進化させる。

 「スーパーマイルド」の発売を皮切りに、ポリエチレン使用率の高い商品容器から順次導入し、2020年度までに国内化粧品事業にて使用しているポリエチレン容器の70%以上を植物由来に切り替えていく。なお、今回の容器における植物由来プラスチックの使用割合は、レギュラーサイズ、ジャンボサイズのボトルで約96%、つめかえ用で約34%となっている。

 サトウキビ由来ポリエチレンの製造時を含めたライフサイクル全体におけるCO2排出量は、石油由来ポリエチレンと比較して約7割強少ないほか、それを焼却した場合に発生するCO2は、サトウキビが生長過程で吸収してきたCO2であることから、焼却時のCO2の増減は実質ゼロになるという。

 また、サトウキビ由来ポリエチレンの原料となるバイオエタノールは、主にサトウキビの搾汁から砂糖を精製した残液部(糖蜜)を発酵して作られるため、食料(砂糖)との競合が発生しにくいというメリットもある。

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