コルペア、国際化粧品開発展で「業界初」を生み出す新たな製法技術を披露

週刊粧業

2012年6月20日 10時21分

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 コルペエコーグループのコルペア(兵庫県宝塚市)は、「業界初」にこだわる研究開発を強みに、化粧品・医薬部外品・健康食品を中心とする商品を企画・販売している。海外13カ国に拠点を持つグループの強みを活かし、国内外のトレンドを踏まえたマーケティングを得意としており、商品企画の立案から入り込んだ提案を行っている。

 木村茂明会長の「製造業である以上、顧客が満足する『モノづくり』の追求は前提に過ぎない」という考えのもと、国内4拠点の工場で安全・安心品質を担保に生産を行い、採用実績を増やしている。今回の国際化粧品開発展では、独自の製法技術を用いた「新奇性のある化粧品」を複数展示・提案していく。ここでは、同社の化粧品に対する開発姿勢を紹介するとともに、業界を先取る新製品の一部を紹介する。

モノづくりの原点は製法にあり
ウケるではなく「本物」に迫る

 同社は、他のOEM企業が取り組みを強化している新しい製剤・成分の開発だけでなく、「新しい製法技術」を目指し、研究開発を推進している。「既存の製法を用いたものは改良品に過ぎない」。

 これが木村会長の持論であり、新しい製法・技術を用いたオンリーワンの製品づくりを目指している。これまでも界面活性剤フリーのエマルジョン(乳化)・ソリューブル(可溶化)など、現在、市場に普及している製品の製法を数多く開発してきた。

 また、開発製品は、比較対象や参考基準がないため、顧客が製品に価値を感じてもらえるかどうかも重要だという。価値を十分に感じてもらえない顧客とは共に成長することが難しく、「(顧客が当社との取引を判断するように)当社も付き合う対象であるべきか否かを判断する」というスタンスで経営判断を行っている。展示会の来場者には「『どんな商品がウケるか』ではなく、『何が本物か』を求めて、当社ブースに立ち寄ってもらいたい」と木村会長は語る。

ファンデーションに革新
「ナノバブル化」洗顔料も開発

 近年の業界について木村会長は、成分や製剤の有効性に少し頼りすぎていることを指摘する。複数の植物エキスを組み合わせたハイブリット原料と肌との相性を懸念しており、「人間の体内にもともと備わっている美容力を活かせる化粧品を市場に増やしていく必要がある」との見解を示す。

 国際化粧品開発展では、肌への負担を減少させ、美容効果を高められる製法技術を用いた商品群をラインナップする。以下にその一部を紹介する。

 img1401_2.jpgまず、「荷電化技術(微弱荷電ホモジング)」を用いて開発した「NBファンデーション」は、なめらかなムース状のファンデーションで、美容成分を配合し、スキンケア効果を付与することができる。

 近年はカプセル化製法を用いて、皮膚に浸透させたい成分と表皮にとどめたい成分を分けるスキンケア機能を持ったファンデーションが増えているが、カプセル化成分には肌に有害性があるとの指摘もある。

 同社が開発した荷電化技術は、成分のイオン性質を変更させる技術のことで、イオン性質の変更により成分の分子同士が反発して結合を防ぎ、イオン性質の変更量をコントロールさせることでサイズの調整が可能で皮膚への浸透性を加減できる。

 これにより、カプセル化成分を使用せずに、届けたい効果を届けたい部分に送ることが可能だ。

 今回開発した「NBファンデーション」の場合、カプセル化成分を用いずに、皮膚に浸透させたい美容成分と表皮にとどめたいメーク成分を分けることができる。同社は、高いスキンケア効果が期待できるファンデーションとして紹介していく。

 また、もう一つの新技術「ナノバブル化技術(ナノバブル配合製法)」を用いた製品群から、洗顔フォームを展示する。

 ナノバブル化技術は、微細な含泡をつくり、肌への伸展性が良好で、起泡ガスを窒素ガスにすることにより防腐剤、抗菌剤等の無添加化および減少化を実現する。

商品開発力・サポート力への共感企業は130社強に

 同社は、独自技術製法によるモノづくりの追求とともに、「原料や処方の開発を行うOEMが増えた昨今、末端の消費者が手にとりたくなるような『コトづくり』の提案をできるかが他のOEMとの差別化ポイントになる」と考え、販路や販売方法、さらには経営戦略まで一緒に考えていく「コトづくり」の提案も育成・強化している。最近10年間では、その取り組みが評価され、業績も倍々ペースで伸長している。前期は約3倍で推移したという。

 「化粧品業界には、購入者の4人に1人の肌に合うという25%説があり、その半数弱、11~12%がリピーターになると言われている。当社は、新規ユーザーの4割以上の肌に合う商品を作り、2割のリピーターがつくことを約束できるモノ・コトづくりの提案を目指しており、今後も強化していく」(木村会長)

 これまで同社の「他にはないモノ・コト」提案に共感している企業は、大手・中堅から新規参入メーカーまで130社以上にのぼる。今回の展示会では、「新奇性のある商品を作りたい」「確実な成果を上げたい」と考える企業の来場を見込んでいる。

 企業概要/会社名称=株式会社コルペア▽設立=1950年12月28日▽資本金=5000万円▽代表者=木村聖子▽事業内容=医薬部外品・化粧品・健康食品等の製造販売▽所在地=〈東京〉104-0061 東京都中央区銀座2丁目6‐5 藤屋ビル4F、TEL=03‐3562‐7141、〈兵庫〉〒665-0845 兵庫県宝塚市栄町1丁目1‐9‐203、TEL=0797-83‐2300、FAX=0797‐83‐2731

 関連会社/株式会社コルペアラボラトリー(医薬部外品・化粧品の製造販売)▽株式会社コルペアバイオテクノロジー(植物発酵抽出物質・酵素・天然原料)▽コルペエコー株式会社(医薬部外品・化粧品・雑貨品の販売、化学機械の設計及び製造)▽コルペア薬粧株式会社(漢方製剤・医薬品・動物薬品・医薬部外品・化粧品の製造販売)

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