ライオンでは、身体を洗うときの摩擦刺激を抑えるために、手で洗うのに適した泡で出るタイプのボディケア洗浄剤「BATHTOLOGY(バストロジー) 泡のボディケアウォッシュ」と、高保潤成分が角質層まで浸透してうるおいを与え、入浴後の乾燥を防ぐ入浴液「BATHTOLOGY ボディケア入浴液」が、2008年1月の発売以来、ターゲットとする20~30代女性を中心に支持を広げている。
その背景として、入浴後に皮膚の乾燥を感じる人がこの10年で増え続け、乾燥を感じるタイミングの1位(同社調査、20~50代女性520人)となっていることが挙げられる。実際、入浴直後には、皮膚の水分量は一時的に高い値を示すが、ただちに低下し始め、20~30分後には入浴前よりも乾燥が進み、過乾燥状態となることが確認されている。
入浴による乾燥は、入浴中に水分でふやけた状態の皮膚をタオルで擦ることで必要以上に角質が剥離し乾燥しやすい状態になってしまう「洗うリスク」と、湯船につかることにより通常は隙間なく並んでいる角層に隙間ができ、そこから天然保湿因子(NMF)が溶け出してしまい、ますます肌の水分が蒸発しやすくなる「浸かるリスク」が主な原因となっている。
洗うリスクを抑えるためには、「手で洗って摩擦刺激を抑えること」「低刺激性とクリーミィな泡の両立」が必要という。
洗顔するようにボディも手でやさしく洗うことで、摩擦刺激を抑え、乾燥の原因となる角層の過剰な剥離を防ぐことができ、さらに、敏感肌にもやさしく、低刺激性とクリーミィさを両立した泡であれば、タオルで擦らずに手でやさしくなじませるだけで、しっかりと汚れを落とすことができるためだ。
浸かるリスクを防ぐためには、「皮膚からNMFの流出を防ぐこと」「皮膚表面にうるおいを与えること」が必要となる。湯船につかっている間、皮膚からNMFが流出してしまうのを防ぐには、美容液やパックにも使われている成分で皮膚に薄い膜をつくる成分と、水分を引き寄せ、皮膚表面にうるおいを与える高保潤成分を入浴液に配合することで、入浴後の乾燥が防げるという。
同社では、これらの知見をもとに、入浴後の乾燥を防ぐためには"入浴中のケア"がカギを握っており、特にタオルによる摩擦刺激に由来する皮膚バリア機能の低下には"手で洗うボディケア"が不可欠とまとめている。
この記事は週刊粧業 掲載
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