ライオン、「中と外」の掃除を習慣化、「大洗濯」を啓発し市場活性

週刊粧業

2012年12月22日 17:30

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カンタンに言うと

　ライオンは、今年の年末大掃除の実施率向上に向け、「中掃除と外掃除の習慣化」と「大洗濯の実施」を提案する。

　「中と外掃除の習慣化」については、「ルック」シリーズを軸に、トイレ用、浴室用カテゴリーの育成を強化する。トイレの中掃除においては「トイレのルック」を、外側の掃除は「まめピカ」を提案しトイレ用洗剤市場の拡大を図る。浴室用の中掃除においては「おふろのルック」を提案する一方、新たに空間掃除として「おふろの防カビくん煙剤」を今年9月に発売し、単価下落傾向にある浴室市場の活性化と単価の底上げを狙う。

　特に「防カビくん煙剤」は、11～12月にかけてテレビCMで認知や理解を進める「新時代到来篇」と、年末の最需要期に効果実感を訴求する「新時代実感篇」を集中投下したり、バナー広告や雑誌タイアップを展開するなどしてメディア露出を高める。店頭においては、消費者から寄せられた質問をまとめた下敷き両面POPで使い方を伝え、エンドボードなどで「最後のひと押し」をして使用を喚起する。

　同社では今年、新たに「年末大洗濯の実施」も啓発していく。同社が20～50代女性に行った調査によると、約6割がカーテンやカバー類などの布製品も洗いたいと感じている一方、昨年できなかったことのトップに「カーテンの洗濯」を挙げた。この点に着目し、同社では12月第2土曜日を「大洗濯の日」とし、日本記念日協会に申請した。

　「チャレンジ精神」の象徴であるガチャピン・ムックとコラボしたキャンペーンを展開。展開店1万店、販売金額は前年比110％を目標に、売場づくりを進める。11月19日には数量限定で「トッププラチナクリア大洗濯応援ゆずの香り」を発売しており、より一層店頭を盛り上げていく。