第6回化粧品産業技術展(CITE Japan 2013)、最新技術を携え276社が一挙集結

カンタンに言うと

第6回化粧品産業技術展(CITE Japan 2013)、最新技術を携え276社が一挙集結

 化粧品業界の技術者が一堂に集う第6回化粧品産業技術展(CITE Japan 2013)が、5月15~17日の3日間、パシフィコ横浜(神奈川県)で開催される。

 2003年の第1回より隔年に開催され、2011年の第5回から東西の化粧品原料協会が連合した「日本化粧品原料協会連合会」が主催となって運営している。

 第6回を迎える今回は、会場となるパシフィコ横浜の2万㎡の展示ホールA~Dを全て貸し切り、化粧品の原料OEM容器といったサプライヤー企業276社(705コマ)が出展する(4月26日現在)。

 会場内に設けられた4つの特設会場で行われる技術発表は、3日間で100題を越える。会場規模、出展社数、コマ数、技術発表などで過去最高の数字を達成し、後は来場者を待つのみとなった。同連合会会長の岩瀬健治氏に第6回の見どころを語ってもらった。

最大規模の会場内に特設する
技術発表会には56社が名乗り

 ――東西の原料協会が連合を組み、主催となって2回目を迎えます。

 岩瀬 CITE Japanは、商品の売り込みがメインの一般的な展示会と異なり、「産業技術展」という名の通り、優れた技術やそこから生まれた原料を介し、技術者同士が意見を交換し合う会というスタンスで取り組んでいます。それは共催していた第1回から変えていません。

 今回はパシフィコ横浜の全ての展示会場を貸し切り、過去最大規模での開催となります。会場レイアウトも、企業のブース間を極力つなげずに通路を増やし、開放感や回遊のしやすさを訴求しました。来場者数も過去最高を目指し、広報活動も精力的に取り組んできました。

 ――回を増すごとに注目が高まっています。今回の見どころをお聞かせください。

 岩瀬 各企業ブースで展示される新たな原料や容器、優れた技術力は、その見せ方などにも工夫が見られ、回を重ねるごとに見応えのあるものになってきています。2年に1回の開催というサイクルが、新しいものを提案しやすい絶妙なタイミングになっているのかもしれません。

 また各企業ブースとともに、技術発表会も見どころの一つです。前回までは展示会場とは別の場所に発表会場を設けて行ってきましたが、今回は展示会場内に4つの特設会場を設けました。各会場がたくさんの聴講者で溢れることを期待しています。

 ――今回初めて技術発表を行うという出展社も多いと聞いています。

 岩瀬 3日間で56社、107題のプレゼンテーションが用意されています。

 今年1月より解禁となった「PA++++」に対応した原料や技術、アジアを中心に需要が拡大している「美白ケア」に関する発表など、来場者の関心が高い分野の発表が揃いました。また、微粒子粉体技術など世界から注目を集めている分野の発表もあります。

 プログラム構成も展示会の朝早い時間帯と遅い時間帯を除いて、人が集まる時間帯に集中させています。最新の原料や技術の詳細が紹介される技術発表会もまた、情報交換の場として有効に活用してもらいたいと考えます。

業界発展につながる情報交換会へ
SCCJとの合同懇親会を前日開催

 ――日本の優れた技術が集まる展示会として、海外からの関心も高まっています。

 岩瀬 業界関連の技術者が集まる展示会として、世界でも有数の展示会だと思います。来場者数も、海外で開催されている大規模なコスメイベントと比較しても見劣りしません。7、8回と回を重ねていきながら、世界トップ水準を維持していくことが重要であると感じています。

 前回は、開催直前に震災という不測の事態が生じたことも影響し、海外からの来場者は減少しましたが、今回は中国、韓国、東南アジアを中心に海外に向けても情報を精力的に発信してきました。海外からの多数の来場者に期待しています。海外出展社は7カ国(韓国、中国、台湾、フランス、米国、オーストラリア、英国)・17社となります。

 前回は、主催側の責務を強く感じるとともに、共催である日本化粧品技術者会(SCCJ)のサポート力を強く感じました。今回も引き続き、SCCJに共催となっていただき、CITE Japanの実行委員会にも深く入り込んで取り組んでもらっていますので、非常に心強い面があります。また、日本化粧品工業連合会、一般財団法人日本粧業会からの後援もイベントの成功には不可欠だと感じています。

 開催前日の14日には、SCCJの総会後に開かれる懇親会と「CITE Japan」の懇親会を合同で行い、双方の交流を図れる機会を設けました。できるだけ多くの関係者に出席していただきたいと思います。

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