長らく売り手主導で話題先行の印象が拭えなかったオーガニック化粧品に、静かだが本格的な需要期の到来で足音が聞こえ始めてきた。
本紙が11月5日号で実施した特集「オーガニック化粧品」では、シンクタンクが2011年度の市場規模を930億円(対前年比6.7%増)とした発表内容と併せ、受託製造業界の一角では市況の盛り上がりを確信した先行投資でオーガニック時代に備えている実態を明らかにした。
さらに、エンドユーザーと向き合うメーカーの動きでは勇躍の12社の取り組み状況に焦点をあて、「売上げが順調な伸び」(生活の木)といった指摘や、オーガニックは「前年比40%増と貢献度が高い」(ジャパンオーガニック)などの声を引き出した。
【オーガニック原材料・記事掲載企業】
◎岩瀬コスファ
成分メチル化カテキンの働きにより皮膚粘膜の健康維持と抗酸化作用を
◎丸善製薬
国産原料の「和ism」シリーズ、「ウメ」や「宇治茶」の引き合い増加
◎ティーエストレーディング
南極の厳しい環境生き抜く微生物由来原料を提供
◎一丸ファルコス
肌にも地球にも優しい天然洗浄パウダー発売、抗老化・美白作用の新原料も
この記事はC&T 2012年12月17日号 45ページ 掲載
■特集/頭髪用化粧品 ◎ヘアケア~高価格帯アイテムが台頭し、市場回復を牽引、購入では消費者同士の情報を重視する傾向に 花王、P&G、ユニリーバ・ジャパン、資生堂、日本ロレアル、コーセー、ライオン、クラシエホームプロダクツ ◎スタイリング剤~スタイリング機会の減少で男女とも縮小、男性はワックスへの支持厚く マンダム、資生堂、サンスター ◎ヘアカラー~2011年市場は微減も、白髪用は成長...
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