ライオン、幼稚園での手洗い啓発活動を推進

粧業日報

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ライオン、幼稚園での手洗い啓発活動を推進

 ライオンは12月10日、幼稚園での手洗い啓発活動「みんなでアラウータン!」を「江戸川めぐみ幼稚園」(東京・江戸川区)にて実施し、約500名の園児たちが紙芝居や手洗い体操を通じて、手洗いの大切さや正しい手の洗い方を学んだ。

 この手洗い啓発活動は、2011年の東日本大震災の後、被災地支援のひとつとして東北地方で開始された。当初は、CSR関連部門の社員によるものだったが、2012年には、全社員が生活者の暮らしに役立つための行動を考え実行し、様々な接点を充実させることで同社への理解を促すことを目指して活動内容を進化。今回の活動以外にも「フォトモザイクアート」など、社員のアイデアをもとに、全社単位や部門単位でそれぞれ実施している。

 今年からは、部門を越えた社員40名強が幼稚園での手洗い啓発活動「みんなでアラウータン!」に参加。衛生習慣を社員の手で広める「接点2倍活動」の一環として活動している。

 今秋には、実施エリアを関西圏、東京圏に拡大し、西日本(坂出、大阪)では、11月6~8日、11月20~22日にかけて7園(約1200名参加)で、東京でも12月9~13日にかけて7園(約1500名参加)で展開している。

 同社では、「手洗い・うがい・消毒」といった正しい清潔習慣を広げるべく、ポスターやチェックシール、DVDなど習慣化をサポートするツールセットを用意し、幼稚園に進呈しているが、これが今回の活動のベースになったという。

 江戸川めぐみ幼稚園の森慶子園長は、「子どもたちが思った以上に喜んでくれて良かったです。ロタウイルスやノロウイルスが流行り始めていますので、この時期の手洗いやうがいは特に重要と考えています。今回学んだことを活かしてこの冬を乗り切っていきたいです。子どもたちが楽しみながら清潔習慣を身につけることができるこうしたイベントはとても有意義だと思います」と、このイベントがもたらす社会的意義について言及した。

 一方、イベントの主催者を代表してコーポレートブランド推進室の西本博昭氏は、「当社の社員は基本的に店頭でお客様と触れ合うことが多い一方で、それ以外の場でお客様と接する機会は限られるため、昨年より幼稚園での啓発活動を開始しました。今年からは研究や営業など部門の異なるメンバーが有志となって、垣根を越えて幼稚園での啓発活動にあたっています。こうしたイベントを通じて、商品を購入してくださる方々の暮らしぶりを目の当たりにすることができるため、当社の社員も非常に勉強になっています。次年度以降も、形を変えながら幼稚園での啓発活動を続けていきたいです」とコメントした。

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