訪販化粧品、対面販売の強みを活かし、大手・新興勢力で業績伸長の動き

週刊粧業 2014年4月7日号 1ページ

カンタンに言うと

訪販化粧品、対面販売の強みを活かし、大手・新興勢力で業績伸長の動き

 日本訪問販売協会(訪販協)の調査によると、2012年度の訪問販売の売上高(推計値)は、前年度比3・6%減の1兆7470億円となり、このうち化粧品は0・9%減の3899億円(小売ベース)と僅かに減少した。

 ただ、本紙は年2回の「訪販化粧品」特集に取り組む中で、そうした市場統計とは裏腹に力強い動きを見せる企業を目の当たりにしてきた。

 訪問販売という歴史的なスタイルを軸に、サロンの展開など新たな施策を織り交ぜた「総合力」は着実に上向いてきていると見ている。各社の取り組みから、今後の訪販化粧品市場を探った。

サロン網の拡大が加速、新客獲得や若返り効果も

 最大手のポーラは、ここ数年業績拡大の波に乗っている。2013年12月期も売上高を前期比1・5%増、営業利益を13・1%増として堅調ぶりを見せつけた。

 牽引役となっている「ポーラ ザ ビューティ」は600店に達し、売上高に占める割合も約4割にまで上昇。さらに、販売員の「ポーラレディ」も前期から5000人増え、総数が約15万人へと拡大している。

 ノエビアも、サロンの開設を業績拡大につなげている企業の1つだ。

 レッスン型サロン「ノエビア ビューティスタジオ」は現在、約1400店に拡大しており、今期(2014年9月期)には1800店にまで広げようと精力的な活動を繰り広げている。

 さらに、日本メナード化粧品の「メナードフェイシャルサロン」も2600店を超えたほか、サロンの拡大を重点施策に据えるシャンソン化粧品も、30カ月連続で前年実績をクリアしている。

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