ポーラ化成工業、明治学院大学で紫外線・フレグランスの課外講座を開催

粧業日報

カンタンに言うと

ポーラ化成工業、明治学院大学で紫外線・フレグランスの課外講座を開催

 ポーラ化成工業はこのほど、CSR活動の一環として明治学院大学横浜キャンパス(神奈川県横浜市)にて「紫外線・フレグランス」の課外講座を開催した。

 明治学院大学では、サークルや部活動などの大学公認団体に所属していない学生の大学生活をより充実させることを目的に、企業や公共団体の協力のもと、昨年4月から放課後や昼休みの時間を活用し、学生の要望を踏まえた課外講座や体験学習を毎月実施している。

 女子学生が在校生の6割を占める同大学では、その多くが化粧品に関する興味や関心が高いことから、同じ戸塚区内に本社・横浜研究所を置く同社に課外講座を打診したことがきっかけで、昨年から同社との課外講座がスタートしている。
 今年で2回目となる同講座は紫外線とフレグランスの2部構成のプログラムで実施され、第1部の「紫外線講座」には72名、第2部の「フレグランス講座」には23名の学生が参加した。

 第1部の紫外線講座では、紫外線が強くなるこれからの季節に向けてサンスクリーン剤に関する基礎知識と、紫外線の肌への影響や紫外線ケアについて説明し、第2部のフレグランス講座では、「香料の概論」「香りの表現分類」について学んだ後、実習では学生が各自の好みに応じて香料を調合し、自分だけの香水づくりを体験した。

 第2部で講師を務めた同社スキンケア開発室香料研究担当研究員の佐藤孝氏は、「化粧品や香水に使用される香料は天然と合成に分類され、天然香料は植物性と動物性を合わせ約100種類ほど存在する。バラの花びらから1キロの香料を抽出するのに1トンの花びらが必要で、動物性でも例えば抹香鯨の腸内結石が原料のアンバーグリスなどは今やほとんど手に入らない。このように天然香料は希少で高価なため、近年は天然から合成へとシフトし、約1000種ほどの合成香料が存在する。そして、現在も新たな合成香料が次々と生み出され続けている」と香料の現状などについて説明した。

ホーム > 化粧品業界人必読!週刊粧業オンライン > ポーラ化成工業、明治学院大学で紫外線・フレグランスの課外講座を開催

ライブラリ・無料
ダウンロードコーナー

刊行物紹介

定期購読はこちら
お仕事紹介ナビ

アクセスランキング

  • 日間
  • 週間
  • 月間
PDF版 ダウンロード販売
化粧品マーケティング情報
調査レポート
株式会社矢野経済研究所
pagetop