花王エッセンシャル、速乾タイプの「フリー&スムース」で時短ヘアケアを提唱

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花王エッセンシャル、速乾タイプの「フリー&スムース」で時短ヘアケアを提唱

 花王は、今年で38年目を迎えるヘアケアのロングセラーブランド「エッセンシャル」を8年ぶりにリニューアルした。

 エッセンシャルは1976年に誕生し、発売後38年経った現在も売上上位ブランドとして君臨するなど、ヘアケア市場では稀な長寿ブランドである。「キューティクルケア発想」に基づく健康な髪へのアプローチ手法で多くの支持を獲得してきたが、傷んでしまった髪を修復するより、そもそも傷まないようにすることが髪に高い効果を発揮するということを一貫して追求している点が特徴といえる。

 新エッセンシャルでは、40年という長きにわたるキューティクルケア研究を経て新開発した『ファインキューティクルケア技術』(ケア成分を髪1本1本に根元から毛先まで薄く均一に吸着させる技術)により、洗髪時、乾燥時、仕上げ時など、あらゆる局面でからまりストレスから髪を防御するという。

 今回の刷新を機に、ダメージケアブランドから次の新しいステージに移行。健康な髪を提供するだけでなく、日々のヘアケアを快適にすることで、毎日を変えていくヘアケアパートナーとして現代女性を応援していく。

速乾タイプの「フリー&スムース」、
ロングヘアーの乾燥時間を4割削減

 今後のエッセンシャルの方向性について、松田知春氏にインタビューした。

 ――技術革新のポイントを、わかりやすく教えてください。

 松田 速乾タイプの「フリー&スムース」(写真中央の緑色のボトル)は、ロングヘアーの人で通常10分かかる髪の乾燥時間を4割(4分)減らすことができる。たかが4分と思われるかもしれないが、毎日の4分なのですごい差になる。実際、複数の体験モニターからは「かなり助かる」という声が寄せられている。

 ――新ブランドでなく、エッセンシャルで投入した理由は。

 松田 キューティクルケアの本質研究を40年前から継続してきており、完成レベルはかなり高まったと考えている。栄養分を髪に入れ込むというアプローチが主流な中、キューティクルを極めたブランドは国内にはエッセンシャルしかなく、エッセンシャルブランドでこの技術を活用することが最善と判断した。

 ――数値目標について教えてください。

 松田 3~5年の中期目標として、現在の1・3倍の売上規模を目指す。

 ――海外展開についてはいかがですか。

 松田 速乾タイプの「フリー&スムース」は、電力消費量の大きいドライヤーを敬遠し、扇風機で髪を乾かす習慣のあるアジアの消費者にも受け入れられるだろう。まずは日本で発売し、順次、アジアにも広げていく。

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