1994年設立のプロテックス・ジャパン(本社=京都府、酒井良明社長)は、ヘアケア製品を中心に化粧品・医薬部外品のOEM事業と、サロン専売・業務用ヘアケア製品の自社ブランド「ハホニコ」を展開している。昨年度は、ヘアケアとスキンケアのOEMがいずれも好調で、受注件数・売上げともに前年を上回る実績で推移した。
――近年の業況を振り返ると。
酒井 OEM事業の売上構成比で約8割を占めるヘアケアは、商品の品質に高いレベルを求める美容室ルートのクライアントからの受注が多く、プロの世界で高く評価されている。
最近では、一般消費者が高機能のヘアケア商品を求める傾向が強まってきており、特に一般流通の販路を持つクライアントから、プロの厳しい環境でこれまで培ってきたノウハウを活かしたヘアケアOEMの受注や引き合いが急増している。
昨年は、アイテムの中でも比較的単価の高いシャンプーやトリートメントといった高機能ダメージケア商材が売上増に大きく貢献した。
スキンケアでは、低刺激でメークを落としつつも、まつ毛エクステのメークは落とさないという独自性の処方を持つクレンジングが好調だった。
――今後、注力する取り組みついてお聞かせ下さい。
酒井 当社では、インドネシアのバリ島に自社工場を展開しており、そこでは化粧品製造のハラール認証を取得しているが、今秋を目途に京都の関西文化学術研究都市(けいはんな学研都市)にある工場でもハラール認証の取得に向けて取り組んでいく方針だ。
さらに、将来的には国内各地にある特産品とコラボレーションし、医薬品製造レベルの設備を持つ当社の京都工場で原料抽出を行い、新たな原料をOEMに活かしてこの世にない画期的な商品づくりを目指していきたい。
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この記事は週刊粧業 掲載
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