花王、柔軟性と吸水性を両立する新柔軟仕上技術を開発

週刊粧業 2015年3月30日号 6ページ

カンタンに言うと

花王、柔軟性と吸水性を両立する新柔軟仕上技術を開発
 花王ファブリック&ホームケア研究センター・ハウスホールド研究所は、界面科学や繊維科学などに立脚した衣類・布製品の柔軟仕上技術の研究開発を進める中、柔軟仕上剤に含まれる柔軟成分に、水となじむ「親水基」と油となじむ「親油基」の両方を有する特定の両親媒性成分を加えることにより、柔軟成分を優先的に糸の表面に吸着させることを可能にした。今後、同技術をさまざまな柔軟仕上剤の製品開発に応用していく。

 従来の技術では、衣類やタオルなどの使用時の快適性に重要な「柔軟性」と「吸水性」の機能は両立が困難だったが、同技術により糸の内部に素材本来の部分がより多く残るので、水や汗をすばやく吸う性質を維持することが可能になった。また、同技術により、肌着などの衣類に対して「濡れ戻り抑制効果」と「はりつき力低下効果」も、新たに発現させることができるようになった。

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