近代化学、スリランカ発の新規原料を用いたヘアケア・スキンケアOEMを提案

週刊粧業 2015年5月28日号

カンタンに言うと

近代化学、スリランカ発の新規原料を用いたヘアケア・スキンケアOEMを提案

 カラートリートメントやパーマネント剤などのヘアケア関連を中心に、化粧品・医薬部外品のOEMを展開している近代化学(本社=神奈川県海老名市)は、独自に開発した原料の紹介とそれを配合したヘアケア・スキンケアOEMを業界に向けて提案するべく、「CITE Japan」に初出展する。

 ブースでは今展示会で初披露するスリランカ原産の「シロダーラオイル」と「キングココナッツオイル」に加え、従来から展開しているインド原産の「ナチュラルヘナパウダー」を配合した化粧品OEMを提案する。

 「今年は『新規原料開発元年』をスローガンに、原料からアイデアを提供できるOEMメーカーへと進化していく。今後も世界中から原料を探索し、それらを配合して今まで世の中になかった新しい商品を生み出していきたい」(岡部達彦社長)

 シロダーラオイルは、約5000年前にインド・スリランカで誕生した伝統医学のアーユルヴェーダで代表的な療法「シロダーラ」で使用される植物原料をベースに、スリランカのアーユルヴェーダ研究者が監修を行い、「タカサブロウ葉油」「ミロバラン果実油」など約30種類におよぶ植物オイルを組み合わせて化粧品用に処方開発したもの。

 原料の特長について、岡部社長は「リラクゼーションと保湿に加え、細胞賦活作用がある」といい、使用用途については「ヘアケアからスキンケアまで幅広い化粧品に配合が可能だ」と説明する。ブースでは、配合例としてヘアオイルのテスターを展示するという。

 「タカサブロウ葉油とミロバラン果実油のように、当社が独自でINCI名と日本名を取得した植物オイルは10種類以上にのぼる。アーユルヴェーダに精通する現地の研究者が数多くの植物オイルをブレンドし、他社が真似できない独自性の高い原料を配合したOEMを積極的にアピールしていく」(岡部社長)

 キングココナッツオイルは、スリランカ国内で生育する「黄金ココヤシ」から抽出したココナッツオイルで、一般的なココナッツオイルに比べてミリスチン酸とパルミチン酸が豊富に含まれる。このため、皮膚や頭皮になじみやすく、保湿成分の付着性が高いという。

 また、キングココナッツオイルは一般的なココナッツオイルに比べて稀少価値が高く、香りが濃いのが特徴的だ。ブースでは、配合例としてキングココナッツオイルの濃厚な香りとエモリエント性に優れたスキンケア・ヘアケア兼用クリームを紹介する。

 今展示会では新規原料を用いたOEMの提案に加え、「染色はもちろん、染色せずに髪にハリとコシを出す製品にも対応できるナチュラルヘナパウダーを用いたヘアケアOEMを改めて訴求し、実績のあるOEMで新たな需要の掘り起こしを目指す」(岡部社長)という。

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