アンズコーポレーション、奈良工場の竣工でOEM事業を強化

粧業日報 2015年9月11日号 1ページ

カンタンに言うと

アンズコーポレーション、奈良工場の竣工でOEM事業を強化
 ロート製薬グループで化粧品の製造・販売を行うアンズコーポレーションは8月、奈良県葛城市内に化粧品工場(以下「奈良工場」)を竣工し、既存の富田林工場(大阪府)との国内2工場体制で、主柱であるOEM事業の強化を図る。

 9月2日に新工場内で行われた竣工式会見で、山田昌良社長は工場建設プロジェクトを約3年前に立ち上げた経緯について説明し、「マザー工場である富田林工場での生産可能な規模は金額ベースで70億円前後と試算していたが、(3年前)当時で売上高は約55億円まで成長していた。中期的な成長に向け、今後も製造部門の業務拡大に本腰を入れて取り組むならば、然るべき投資が必要だった」と語った。

 既存工場の改修という選択肢もあったはずだが、「今年で築27年を迎える富田林工場にこだわるよりも、従来取り組めなかった生産ラインを新たに導入して、顧客対応力の向上につながる体制を整えておきたかった」と話した。

 計画を進めていく中、様々な業種の企業誘致を図る葛城市からラブコールを受けたという。山田社長は、市のバックアップ体制があることに加えて、「これまで大きな災害が少なく、富田林工場から車で30~40分程度という立地が魅力的だった」と語った。

 今期の業績が「68~70億円で着地する見通し」(山田社長)であることから、工場建設は英断だったと言えそうだ。

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