化粧品専門店アンケート2015、差別化の軸は「カウンセリング」

週刊粧業 2015年10月26日号 6ページ

カンタンに言うと

化粧品専門店アンケート2015、差別化の軸は「カウンセリング」

通販への競合意識高め

専門店の強みを再認識


 アンケートに回答した化粧品専門店29社が出店している立地は、「中小規模商店街」が53.8%、「SC・駅ビルのテナント」が26.9%、「住宅地単独店」が11.5%、「大型商店街」「その他」がともに3.9%となった。上記構成比を意識しながら、以下のアンケートを読み進めてもらいたい。

 「商圏における最大のライバル業態」について聞いてみると、前回調査と同様に、「ドラッグチェーン」(以下、ドラッグ)が最も多く、45Pを獲得した。2位は市場が拡大傾向にある「通販」が41Pだった。

 「通販」は、調査を行うたびにライバル業態とみる傾向が強まっている。前回も12Pアップ(34P)したが、今回さらに7Pアップした。専門店から見た競合業態は「ドラッグ」「通販」の2強構図がさらに強まった印象だ。

 通販をライバル業態とみる傾向は、制度品ブランドを展開するメーカーが、通販事業に力を注ぎ始めていることも影響している。

 ある専門店オーナーは「価格が同じであっても、通販限定の購入者特典をつけられてしまうと、さすがに厳しい」と話す。一方、同業者である「化粧品専門店」は8P(前回比4P減)にとどまった。

 競合業態における制度品の価格について、「ほとんど安売り」が前回調査と同じく42.3%を占めた。前回4割を超えた「安売り、定価半々くらい」は3割台に落ち着き、「ほとんど安売りは見られない」は約2割だった。

 続いて、「2014年度の売上伸び率」では、回答27店のうち、「増加」店舗は前回調査よりも4.6Pアップして約3割を占めた。「減少」店舗は、前回(39.3%)よりも改善して33.4%となった。

 しかしながら、回答27店の14年度売上伸び率を平均すると、92.7%と前回(96.5%)よりも割り込み、好調店とそうでない店舗との差が開いた結果となった。

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