富士経済は、フィールドリサーチを軸に、企業取材などを通して市場動向を分析している。国内化粧品市場の動向について、東京マーケティング本部第一統括部第二部の山住知之課長に話を伺った。
――インバウンド需要が、国内の化粧品市場に影響を与えています。
山住 百貨店がインバウンドを背景に特に好調で、2014年の市場全体の規模は、前年比1.5%増、15年は1%増を見込んでいる。
インバウンドの影響を最も受けやすいスキンケア市場は、14年は消費税率引き上げ前の駆け込み需要とその反動があったが、前年比1.7%増、15年はインバウンド需要が続いて前年比1.1%を見込んでいる。
――ベースメーク市場も伸びています。
山住 「BB/CCクリーム」が日本で独自の進化を遂げ、日本人女性にまだ支持され続けていることが大きい。
メークのステップの一部に取り込まれ、高機能化していることがベースメークの拡大に寄与している。
また、BBクリームが登場したことで、ファンデーションはリキッド系の人気が高まり、最近ではオイルやジェル、ウォーター、さらにクッションファンデーションなどのリキッドから派生したファンデーションに市場トレンドがシフトしている。
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この記事は週刊粧業 2015年10月26日号 18ページ 掲載
〔化粧品専門店〕■座談会~店とメーカーの相互信頼関係が「ファンづくり」の第一歩参加者~コーロ「コーロ イープロ」播磨利枝氏/コーロ「コーロ イープロ」播磨扶味氏/アルビオン大和緑取締役・営業本部副本部長■化粧品専門店29社にアンケート~差別化は「カウンセリング」、客単価に反映され成果も①立地、②ライバル業態、③売上伸び率、④売上増加・減少の要因、⑤平均指数、⑥カテゴリー別・メーカー別実績、⑦...
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