富士経済・山住氏に聞く2016年化粧品市場、メークのスキンケア化が顕著に

週刊粧業 2015年10月26日号 18ページ

カンタンに言うと

富士経済・山住氏に聞く2016年化粧品市場、メークのスキンケア化が顕著に

 富士経済は、フィールドリサーチを軸に、企業取材などを通して市場動向を分析している。国内化粧品市場の動向について、東京マーケティング本部第一統括部第二部の山住知之課長に話を伺った。

 ――インバウンド需要が、国内の化粧品市場に影響を与えています。

 山住 百貨店がインバウンドを背景に特に好調で、2014年の市場全体の規模は、前年比1.5%増、15年は1%増を見込んでいる。

 インバウンドの影響を最も受けやすいスキンケア市場は、14年は消費税率引き上げ前の駆け込み需要とその反動があったが、前年比1.7%増、15年はインバウンド需要が続いて前年比1.1%を見込んでいる。

 ――ベースメーク市場も伸びています。

 山住 「BB/CCクリーム」が日本で独自の進化を遂げ、日本人女性にまだ支持され続けていることが大きい。

 メークのステップの一部に取り込まれ、高機能化していることがベースメークの拡大に寄与している。

 また、BBクリームが登場したことで、ファンデーションはリキッド系の人気が高まり、最近ではオイルやジェル、ウォーター、さらにクッションファンデーションなどのリキッドから派生したファンデーションに市場トレンドがシフトしている。

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