ドラッグストアの化粧品販売、PBやインバウンド対応を強化

週刊粧業 2015年11月9日号 1ページ

カンタンに言うと

ドラッグストアの化粧品販売、PBやインバウンド対応を強化
 日本チェーンドラッグストア協会(通称=JACDS、会長=関口信行 龍生堂本店社長)の調査によると、ドラッグストアの化粧品売上高(2014年度)は前年度比0.1%減の1兆3260億円と僅かに前年を下回り、調査開始以来、初めてマイナス成長となった2012年度から3年連続で減少する結果となった。売上構成比も21.9%と近年は縮小傾向が続いている。

PBの開発が加速
自動ネイルサービスも

 ドラッグストアは、丹念なカウンセリングを軸とする専門店や百貨店などとは対照的に、セルフ販売の手軽さを武器にして化粧品の販売を伸ばし続けてきた。

 しかし、同様に利便性を売りにする通販の台頭もあり、次第に化粧品の購入においてドラッグストア「ならでは」の価値をどう生み出すかが問われるようになってきた。

 近年、PB(プライベートブランド)を含めた独自の品揃えや接客カウンセリングを強化する動きが広がっているのは、そのためでもある。

 そうして各社が蒔いてきた「種」の数々は今、「実」となって顕在化している。

 例えばPBについては参入企業が増えており、一定の販売期間を経て売上アップや固定客化につなげる動きが力強さを増してきている印象だ。

 最大手のマツモトキヨシHDが展開している「MKカスタマー」は、商品ラインナップが多岐にわたる中、現在は特に「目もとパックシート」がインバウンド需要も取り込むかたちで好調な売れ行きを見せている。

 直近では10月にリニューアル発売したエイジングケアの「レチノタイム」シリーズも、順調な出足で販売を伸ばしているようだ。

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