小林製薬 小林章浩社長、小さくても「ナンバーワン」を目指す

週刊粧業 2016年1月1日号 42ページ

カンタンに言うと

小林製薬 小林章浩社長、小さくても「ナンバーワン」を目指す
 昨年は新製品の好調と既存品の単価のアップ、インバウンド需要の伸長などにより、近年にない成長を達成することができました。

 新製品では、昨年秋に発売した乾燥肌治療薬「Saiki(さいき)」が、顔などの乾燥肌を医薬品で治療するという新たな価値を生み出し、大変良いすべり出しです。肥満改善薬「ナイシトールZ」では、承認基準内・最大量5000mgのエキスを配合し、発売3カ月で年間目標の88%を達成しています。

 また、ワンランク上の高級感にこだわったホームフレグランス「Sawaday 香るStick パルファム」も発売以来伸長を続け、Sawaday 香るStickシリーズは前年比で約160%に跳ね上がっています。

 昨年特に世間を賑わせたインバウンド消費では、「熱さまシート」や液体絆創膏「サカムケア」などが注目され、当社製品の価値と品質が日本のみならず多くの国の方々に認められたことにも手応えを感じています。

 当社のビジネスモデルは一言で表すと「小さな池の大きな魚」です。市場を池に見立て、皆が釣りにきて競争の激しい「大きな池」で釣るのではなく、自分一人で釣れる「小さな池」を探します。

 今年50周年を迎える「アンメルツ」や10周年を迎える「ナイシトール」も、それぞれ「液体肩こり薬市場」「肥満改善薬市場」を創造しました。今後もお客様のニーズをとらえ、新市場を創造できる製品を開発し育成することに邁進します。

 本年は経営のキーワードを「ナンバーワン」としました。従業員一人ひとりが創造性を発揮して、小さくても「ナンバーワン」になることを目指します。様々な「ナンバーワン」を積み重ねることにこだわり、モチベーション高く事業を営んでいきます。
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