化粧品日用品業界の商品開発、潜在ニーズ掘り起こし新市場開拓へ

週刊粧業 2016年1月1日号 31ページ

カンタンに言うと

化粧品日用品業界の商品開発、潜在ニーズ掘り起こし新市場開拓へ
 消費者の価値観・ニーズが多様化し、「費用対効果」などに向ける選択眼も厳しくなってきている。

 そうした中、メーカー各社は商品の企画・開発において新たなアプローチを積極的に取り入れている。

 古くから根付く伝統や独自の手法、また最新の成果などについて、主要企業の動向をまとめた。

アナログな手法に注目
組織改革も活発化

 派手なプロモーションで一世を風靡するも、後に廃れていってしまうような「一発屋」のブランド・商品も少なくない中で、消費者の間に根付いてロングセラーを続けることは簡単ではない。

 過去を振り返ると、例えばマンダムの「ギャツビー」は35年超の長期にわたって常に若い男性の支持を得てきた。洗顔やヘアカラーなど新しい男性化粧を提案し、市場を作り上げてきたのだ。

 訪販を主体とするナリス化粧品も、業界初のふきとり化粧水(コンク)を発売し、今では一般的に認知されるまで育成してきた実績がある。

 このように、斬新なアイデアで新しい市場を生み出すことに定評がある点では、小林製薬も筆頭格に挙げられる。

 例えば、まだ使用率が低かった時代に開発したコンタクトレンズユーザー向けの洗眼薬「アイボン」は、先行の強みを活かして現在も約7割のシェアを維持している。

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