海外化粧品メーカー、円安効果でインバウンド需要を獲得

週刊粧業 2016年2月22日号 1ページ

カンタンに言うと

海外化粧品メーカー、円安効果でインバウンド需要を獲得
 2015年の化粧品輸入額(ハミガキ、石けんを除く)は前年比9.5%増の2377億9000万円と2ケタ近い成長を達成した。

 特に香水・オーデコロン(前年比15.9%増)とメークアップ(同18.2%増)の健闘が目立つ。

 この数字が円安を反映したものであることを加味しても、昨年は海外化粧品が大きく一歩前進した年と言えるだろう。

 インバウンド需要で大きく売上げを伸ばした国産ブランドが話題にのぼる中、外資系も円安効果でインバウンドの恩恵を受けているようだ。

インバウンドの恩恵は外資にも
ジャパントレンドの発信も有効

 何もインバウンド効果は日本製だけではない。

 ここ数年続く円安と、一昨年からの免税法改正が重なり、外国人旅行者は化粧品を日本で安く購入できるようになったからだ。このため、外国人専用キットを発売して対応にあたるブランドも出てきた。

 人気商品の中国人向けキットなどを用意し、中国語でお得感を伝え「インバウンドキットと中国語のパンフレット、さらにはインバウンドの売上上位店には通訳を入れて対応をはかっている」(外資系ブランド)という。

 百貨店担当者からも「外資系でも単価の高いプレステージ系ブランドは円安効果で関心を持たれるようになってきた」との指摘があった。

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