ライオン、「オーラルケアセミナー」を開催

粧業日報 2016年2月29日号 4ページ

カンタンに言うと

ライオン、「オーラルケアセミナー」を開催
 ライオンは2月15日、「オーラルケアセミナー」を開催した。

 当日はオーラルケアマイスターの平野正徳氏、ヘルス&ホームケア事業本部オーラルケア事業部クリニカブランドマネージャーの横手弘宣氏が出席し、この春発売した新製品を紹介した。

 近年、1人当たりの虫歯本数は減少傾向にあり、歯を磨く習慣が根付いてきているが、一度ムシ歯になると連鎖的に様々な弊害が出る可能性があり、生涯にわたるムシ歯ケアが必要となってくるという。そこで同社では、適切なケアで健康な状態に戻すことができるムシ歯になる一歩手前の状態「初期ムシ歯」に着目し、2015年12月、20~40代の男女336名を対象に意識と実態について調査を行った。

 「初期ムシ歯」については、「知っている」と答えた人は4割で、うち46%が「初期ムシ歯が毎日の歯磨きで元に戻ることを知らない」と回答した。一方、初期ムシ歯があった場合の対処について尋ねたところ、「毎日の歯みがきでケアする」との回答が40%で最多となった。

 初期ムシ歯は、再石灰化の働きにより元の健康な状態に戻るため、その働きを促進するフッ素の活用が必要だが、時間の経過につれ洗い流されてしまう。フッ素をできる限り口内に残しておくには、フッ素配合ハミガキを1~2cm使用し、10~15mL程度の少量の水で1回すすぐことがポイントだという。

 しかし、歯に歯垢が残っていると、フッ素が歯面に直接作用しにくくなるため、歯並びの悪い箇所はタフトブラシでケアし、歯と歯の間は歯間清掃用具を併用するなどして歯垢をしっかり除去し、フッ素が働きやすい環境を整えることが必要だ。

 しかし実際には、歯みがきに自信があると自己申告した100名の歯垢付着状態を調べたところ、8割以上がきちんと磨けていなかったという。

 平野氏は、「初期ムシ歯はセルフケアで修復できるが、歯垢をしっかりと落とし、フッ素を口内にできる限り残し活用することが重要だ。毎日継続して正しい歯みがきを続けることで、元の健康な状態の歯に戻すことができる」と語った。

あと53%

粧業日報の有料プラン(制限なし)をご契約の方のみ閲覧可能です

  • PC、スマホからいつでも
  • WEBでかんたん記事検索
  • お手元に届く紙面版も販売
有料プランについてはこちら
ホーム > 化粧品業界人必読!週刊粧業オンライン > ライオン、「オーラルケアセミナー」を開催

ライブラリ・無料
ダウンロードコーナー

刊行物紹介

定期購読はこちら
お仕事紹介ナビ

アクセスランキング

  • 日間
  • 週間
  • 月間
PDF版 ダウンロード販売
化粧品マーケティング情報
調査レポート
株式会社矢野経済研究所
pagetop