エスグラ前理事長・榎戸淳一氏に聞く、エステ業界発展の処方箋

粧業日報 2016年4月7日号 1ページ

カンタンに言うと

エスグラ前理事長・榎戸淳一氏に聞く、エステ業界発展の処方箋
 矢野経済研究所は、2015年度のエステティックサロン市場規模を、前年度比0.2%減の3563億円と見込んでいる。痩身・ボディや物販などでは、消費増税後のマインド低下から回復しつつあるものの、完全回復までは至らず、近年話題の低価格・脱毛特化型サロンの成長により市場全体では微減で推移しているという。

 エステティック業界活性化を目指し結成された「エステティックグランプリ(エスグラ)」の前理事長であり、エステティックサロン「フルーツルーツ」の代表を務める榎戸淳一氏に、業界を発展させるための活動について話を伺った。

確かな技術で信頼関係を構築し、
着実に成長するサロンめざす

 ――2015年の市場は横ばいでした。

 榎戸 ヘアサロンやリラクゼーションサロンなどの周辺業種の参入が増え、業界を取り巻く環境が変化してきたと感じている。また、美顔器等を用いて自宅で簡単にできるホームケアの流行などの影響もあり、専門店は依然として厳しい状況だ。

 しかし、エステサロンだからこそ提供できる価値を推し進めることが重要だ。確かな技術と知識を兼ね揃えたエステティシャンがカウンセリングと施術を行い、「肌・身体のコンシェルジュ」としての役割を担うことで、周辺業種から参入してきた店との差別化が図れるはずだ。

 また、サロンの売上拡大を図るためには物販が必須となる。今や施術だけで売上げを伸ばすことは理にかなわない。

 その点、エステティシャンは肌の専門家であり、丁寧なカウンセリングによって顧客それぞれの肌質に合った化粧品を提案することができるという強みを持っている。

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