ジャパンゲートウェイ・堀井社長、独創的なモノづくりでファン獲得へ

週刊粧業 2016年4月18日号 5ページ

カンタンに言うと

ジャパンゲートウェイ・堀井社長、独創的なモノづくりでファン獲得へ
生シャンプーでクオリティチェンジに挑戦

 ヘアケア市場にノンシリコン旋風を巻き起こしたジャパンゲートウェイは、4月10日に基幹ブランド「レヴール」から酸化を防ぐ真空容器を採用した新ライン「フレッシュール」を発売した。

 店販主義を掲げ、ドラッグストアとの強固な協力体制を築いてきた堀井昭一社長に今後の会社の方向性について話を伺った。

変化の激しい市場環境を見据え、
消費者心理に寄り添う戦略推進

 ――店販主義を貫いてきた中で、現在の小売業についてどうお考えですか。

 堀井 ここ数年、小売業では、ドラッグストア等の一般流通の業態が主流となっているが、こういった風潮により一般消費者に自由選択の機会が生まれたことで、すべて同一ブランドで揃える一気通貫型のブランド戦略が崩壊し、我々メーカーは固定ファンの構築が非常に難しくなっている。

 現在のトイレタリー業界では、様々なブランドを渡り歩く「ジプシー」の一般消費者が大多数を占めている状況だ。

 その一方で、一般流通業も岐路に立たされている。

 飛躍的に売上げを伸長してきたドラッグストアは成長が鈍化しつつあり、インバウンド需要の影響により数値的には厳しく出ていないが危機的な状況だ。

 そのようなドラッグストアの危機的状況がある一方、好調に推移しているのがオンリーショップだ。

 オーガニック・ナチュラル石鹸ブランドの直営店や植物原料・エッセンシャルオイルをベースとするスキンケアブランドの直営店、オーガニック・ナチュラルアイテムを集めた専門店などのオンリーショップに魅力を感じる企業・消費者が増加しており、ショッピングモールに相次いで出店している。

 価値を訴求し、接客に比重を置いている業態が着実な成長を遂げ、消費者マインドを的確に掴んでいる。

 一方、近年のドラッグストアは、経費削減などを掲げて人件費を大幅に縮小していることで、店舗ごとに人手不足に陥っている。対面接客に比重を置いているオンリーショップの躍進を頭に入れておかなくてはならない。

 さらに、人口減少と少子高齢化という日本の現状も踏まえると、価格訴求ではなく、価値訴求を行うべきではないかと考えている。

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