小林製薬、2016年3月期は増収・経常減益

粧業日報 2016年5月20日号 3ページ

カンタンに言うと

小林製薬、2016年3月期は増収・経常減益
 小林製薬の2016年3月期連結業績は、売上高が前年比6.9%増の1372億1100万円、営業利益が1.9%増の182億6000万円、経常利益が4.7%減の179億4900万円、純利益が8.2%増の134億6600万円となった。

 決算説明会で小林章浩社長は「広告宣伝・販売促進などのマーケティングおよび研究開発への投資を例年よりも拡大した関係で、増収率に対して営業利益の伸び率が小さくなった」と説明し、節目の100期を来年に控えた今期も積極的な成長投資を行う姿勢を示した。

 経常利益は医療機器などの販売を行う合弁会社メディコンが円高の影響により赤字に転じたことなどが響いて減益となった(昨年9月に保有株式の50%をメディコンへ譲渡することで合弁解消)が、純利益は18期連続の増益で過去最高を更新した。

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