サイエンスコスメ、今後の動向と商品開発のあり方②

週刊粧業 2016年6月27日号 6ページ

カンタンに言うと

サイエンスコスメ、今後の動向と商品開発のあり方②
 「生命美容科学」を打ち出し、サイエンス訴求を前面に行っている花王の「ソフィーナiP」や、肌の免疫機能に着目した資生堂の美容液「アルティミューン」など、科学的技術や医学的知見を応用して開発された「サイエンスコスメ」が、現在市場で注目を集めている。

 前回、同コーナーでは今、市場で徐々に盛り上がりを見せているサイエンスコスメにカテゴライズされるブランドを例に挙げ、その訴求法について紹介した。

 今回は、ユーザーの視点から、サイエンスコスメに対する意識調査を行った結果について、ソフィアリンクスの三原誠史代表に分析してもらった。



ユーザーの満足度は高スコア
若年層はメディアの影響が大

 ――サイエンスコスメユーザーの意識として、どのような傾向が表れているのでしょうか。

 三原 昨年弊社で独自に行ったサイエンスコスメユーザーの意識調査に基づいてお話しすると、まず、「ユーザーの総合満足度」について尋ねると、総合満足度は83.2%、非満足が2.4%で、非常に高い評価となった。

 使用ブランド別にみると、コーセーコスメデコルテの「モイスチュアリポソーム」の満足度が特に高く、90.7%が満足と評価した。

 「サイエンスコスメ概念の浸透状況」について質問したところ、その認知率は22.6%で、認知者のうち48.3%は「興味がある」と回答した。一方で、非認知者は77.4%いるが、そのうち約33%がサイエンスコスメに興味があると答えた。

 まだまだ認知は限定的だが、プロモーションを重ねれば伸びる余地がある潜在需要の高い市場であることがわかった。

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