ジャパンゲートウェイ 堀井社長に聞く、新たな価値提案する商品を開発

C&T 2016年6月15日号 64ページ

カンタンに言うと

ジャパンゲートウェイ 堀井社長に聞く、新たな価値提案する商品を開発
 「ヘアケア業界の新潮流」と言われて真っ先に思いつくのは「ノンシリコンシャンプー」だろう。

 この新潮流を生み出した業界の新興企業ジャパンゲートウェイは、「店販主義」「価値訴求」を掲げ、市場に様々な商品を投入してきた。

 今春、満を持して今一度お客様満足度向上に向き合った新商品を送り出した。小売業との強固な協力関係で業界チャレンジを目指す堀井昭一社長に話を伺った。



消費者が「ワクワクする」商品開発をモットーに
ヘアケア市場に旋風を巻き起こした「レヴール」

 ――会社を設立された10年前、業界内では大手4強がひしめくヘアケア市場には参入の余地がないとの考えが通説となっていました。

 堀井 多くの人にもそのように言われたが、私自身は考えたことは一度もなかった。当時のヘアケア市場は、業界関係者から見れば、企業規模などの違いから、営業活動・製造・PRなどにおいて隙のない市場だったかもしれないが、消費者側からみれば、十分に余地がある市場だと感じていた。

 そもそも、私は買い物には高揚感が必要だと考えている。「どれにしようかな」と商品を手にとって吟味する楽しさが感じられるような商品や売り場であることが重要だ。

 10年前、ヘアケア売場で消費者の目線は価格に注がれ、表情に笑顔は見られなかった。そういった意味では、全国の小売店で「物資供給」が行われているような印象を受けた。

 当時のヘアケア市場は、店頭での特売やPR・新商品発売などに影響され、多くの消費者が様々なブランドを渡り歩いていた。いたるところで「じゃあ次はこれにしよう」という「ブランドスイッチ」が生まれていた。

 また、私は元々ファッション業界出身だが、ビューティ業界はファッション業界に非常に近しいものがある。

 ファッション業界は流行に則した商品展開をしなくては、売上げにつながらない業界であり、消費者マインドをしっかりとつかみ切れていなければ、いくらでもブランドスイッチが生まれてしまう。

 特定のブランドを愛用し、指名買いしているわけではないのなら、勝機はあると考えた。

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