小林製薬、年間2万5千件に及ぶ「提案制度」が開始から30年で定着

週刊粧業 2016年7月11日号 59ページ

カンタンに言うと

小林製薬、年間2万5千件に及ぶ「提案制度」が開始から30年で定着
 今や新市場創造型の日本企業として認知されている小林製薬が30年以上にわたって継承している社内制度がある。

 全社員が月に1回以上、商品アイデアや業務の改善などを提案できる「社員提案制度」であり、そこに同社の開発の原点があるとされている。

 グループ統括本部 広報総務部 広報・IRグループの網盛美紀氏は「制度というより、風土として根づいている」と話す。

 ――まず、「社員提案制度」について詳しく教えてください。

 網盛 社員自身が、一消費者として家族を含めた自分たちの暮らしを見つめ直し、「あったらいいなをカタチにする」ことを目指しアイデアを生み出し続けようという取り組みとして1982年に制度化した。

 社員提案制度は、社員一人ひとりの経営参画意識を高めようということも狙いとし、商品に関する「アイデア提案」のほかに、業務に関する「改善提案」、そして半年毎に仕事の成果を自己アピールできる「青い鳥カード」の3つの項目を設けている。

 2015年3月期は年間約2万5000件の提案件数を数えた。

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