東洋新薬、アーユルヴェーダ素材で機能性表示を取得

週刊粧業 2016年7月4日号 25ページ

カンタンに言うと

東洋新薬、アーユルヴェーダ素材で機能性表示を取得
 化粧品・健康食品のODMを展開している東洋新薬は、特定保健用食品において許可取得数トップの強みを活かして、機能性表示食品の開発に取り組んでいる。

 機能性表示食品に関しては、昨年10月に、一丸ファルコスが展開している米由来グルコシルセラミドを配合した「メディスキン」を発売し、肌の保湿力(バリア機能)を高める製品として提案している。

 また最近は生活者のメタボ解消への意識の高まりを受けてか、葛の花由来イソフラボンを配合して内臓脂肪の減少をサポートする「メディスリム」や難消化性デキストリンを配合した「メディファット&グルコ」など、中性脂肪や体脂肪へアプローチする製品の依頼が増えているという。

 そのうち、インドの伝統医学アーユルヴェーダでも古くから用いられてきた果実から抽出した機能性素材「ターミナリアベリリカ」は、食後の血糖および血中中性脂肪濃度を抑え、メタボ予防に有効として採用されていた注目の素材だ。

 今年6月には、同素材が「食後に上がる中性脂肪を抑える」ことが認められ、機能性表示食品としての受託製造を開始した。オリジナリティの高い製品のため、これを機に積極的に提案していく方針という。

 「ODMとして顧客の要望に逐一答えられるよう、機能性表示食品、トクホ、サプリメントと多種多様に揃えている。差別化のために『フラバンジェノール』や『ターミナリアベリリカ』のような独自素材を使い、エビデンスを付与して提案することも十分に可能だ。何が響くかは顧客それぞれの考えや戦略によるので、響くものが1つでも多く増え、より最適な提案ができるよう選択の幅を広げるため、開発・研究を進め様々なニーズに対応する製品を用意する」(同社)

 同社は健食やトクホのイメージが強いが、美容関連サプリメントも得意分野としている。そのため、今後は情報を整理しながら美容サプリメントに関する情報発信を強化していく。
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