コーセー、iPS細胞研究から着想得た新美容液「iP.Shot」を発表

粧業日報 2016年8月29日号 1ページ

カンタンに言うと

コーセー、iPS細胞研究から着想得た新美容液「iP.Shot」を発表


ミトコンドリアの質を高める
複合美容成分「iP-Solution」を開発

 コーセーではこれまで、同一人物から長期にわたり各年代毎(36歳・47歳・56歳・62歳・67歳)に採取した「同一人物由来の加齢モデル細胞」を用いて皮膚老化の研究に取り組み、加齢による老化メカニズムの解明に貢献する様々な知見を見出してきた。

 それに加え、2013年からは元京都大学iPS細胞研究所特任教授の加治和彦氏を同社の研究顧問に招聘し、化粧品業界でいち早く「iPS細胞」を用いた皮膚科学研究にも取り組んできた。

 そして今回、同一人物由来の加齢モデル細胞とiPS細胞の2つのツールを組み合わせた最先端の皮膚科学研究により、コラーゲンやエラスチンを作り出す皮膚の線維芽細胞内において、生命活動に必要なエネルギー産生を行う細胞小器官「ミトコンドリア」の質が加齢ととともに低下するという新たな知見を見出した。

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