日雑卸業界、国内市場拡大が次世代流通への飛躍の要に

週刊粧業 2016年9月12日号 1ページ

カンタンに言うと

日雑卸業界、国内市場拡大が次世代流通への飛躍の要に
プラネット・田上正勝社長インタビュー

 卸とメーカーをつなぐEDIサービスを展開し、創業30周年を迎えたプラネットは、消費財流通における情報インフラを整え、卸売業と一丸となって、業界発展に取り組んできた。

 近年は「社会に役立つ情報の発信」を目指し、日用品や化粧品のトピックスや、生活者の意識調査結果を取りまとめた「Fromプラネット」を月2回発行している。

 田上正勝社長に日雑卸業界発展の処方箋について話を伺った。

業界内インフラを整備し
業務効率の向上を図る

 ――提供されているサービスと卸売業との関係について教えてください。

 田上 当社は、EDIやMITEOS、商品データベースなど、消費財流通業界の企業間取引におけるやりとりを電子化し、業務を効率化できるサービスを提供している。

 卸売業の世代交代が進み、インターネットに慣れ親しんだ方が増えたことで、当社サービスを導入する企業も徐々に増え、業界内でのインフラ整備が進んでいると考えている。

 一方で、業界関係者にオンライン比率についてアンケートを取ったところ、発注を8割以上オンライン化している卸売業は過半数だったが、買掛情報を8割以上オンラインで入手している卸売業は、全体の3割に満たない状況だった。

 多くの仕入先メーカーから届く、紙の仕入伝票に基づいて買掛情報を入力するのは大変な手間である。業界全体の業務効率化のため、買掛情報のオンライン比率を上げることが今後の我々のミッションだと考え、メーカーが仕入伝票の情報を簡易に送信できるサービス「MITEOS」を2013年から提供している。

 現在、卸売業8社・メーカー164社にご利用いただいている。業界全体の業務効率向上という目標のためには、さらなる拡大が必要なため、卸売業のご協力のもと、今後も普及に努めていきたい。

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