資生堂、社員向け多目的ワーキングスペースをオープン

粧業日報 2016年9月28日号 4ページ

カンタンに言うと

資生堂、社員向け多目的ワーキングスペースをオープン
社員の交流通じて新しいアイデアを
生み出す風土づくりの実現へ

 資生堂は9月16日、汐留オフィス1階に社員向け多目的ワーキングスペース「SHISEIDO PIT」をオープンした。

 部門を超えた社員同士のつながりや知の共有などを促し、社員のクリエイティビティを高める場として活用する。

 現在同社では、世界で勝てる「日本発のグローバルビューティーカンパニー」を目指して中長期戦略「VISION 2020」を推進しており、強いブランドをつくるため「マーケティング」と「イノベーション」の要素の掛け合わせや、実行力の高い「ひと・組織」の実現を大きな柱としている。その一環として、社員の意識や企業風土改革に向けて取り組む部署「未来創造局」を2015年に新設した。

 未来創造局はすでに全国を回り、社員から自社の未来について直接ヒヤリングする取り組みや社内ベンチャー制度の運営などを行っており、それらを推進する中で「SHISEIDO PIT」を立ち上げるに至った。

 名前の由来はサーキットのピットインレーンで、社員が未来に向けて動き出せるエネルギーを素早く補充するイメージから名づけた。新しい「人のつながり」や活発な議論を生み出すことで、社員の能力を最大化することを目指す。

 壁面には最新のトレンド知識や、未来へのヒントとなる知のアーカイブとなる本棚を設置。また、84インチの巨大ディスプレーを搭載するデバイス「Surface Hub」(日本マイクロソフト社)を導入した。動画などの共有やウェブ会議など様々な用途に活用し、遠隔地との知の共有や人のつながりをつくる。

 当初は定期的に実施する未来創造局によるワークショップを通じて社員のスキルアップに務めるが、その後は、社員の自主運営によって様々なイベントやワークショップが企画されることを目指していく。

 部門を超えた社員の交流を通じて複数の視点を組み合わせることで新しいアイデアを生み出す風土をつくり、社員のエネルギーを充実させることで、「VISION 2020」の実現に向けて取り組みを加速していく。

 設備概要/オープン時間=平日9時~21時▽面積=197.35㎡▽対象者=資生堂グループ全社員▽使用目的=グループ社員の交流、知のアーカイブ利用など
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