小林製薬、生薬「蒼朮」にヒアルロン酸産生促進効果を発見

粧業日報 2016年10月3日号 2ページ

カンタンに言うと

小林製薬、生薬「蒼朮」にヒアルロン酸産生促進効果を発見
 小林製薬はこのほど、神奈川工科大学との共同研究において、ホソバオケラなどの根茎を原料とした生薬「蒼朮(ソウジュツ)」の抽出物がヒアルロン酸の産生を促進することを発見し、9月24~25日に富山で開催された「日本生薬学会第63回年会」にて、その研究成果を発表した。

 ヒアルロン酸は優れた水分保持機能を持つ高分子多糖で、皮膚に多く存在し、肌にハリや弾力、柔軟性を与えている。しかしながら、ヒアルロン酸量は加齢とともに減少し、肌の衰えに深く関与する。そのため、いつまでも若々しい肌を保つには、ヒアルロン酸をつくり出す必要があるが、ヒアルロン酸はヒアルロン酸合成酵素からしかつくり出すことができない。

 そのヒアルロン酸合成酵素はHAS1、HAS2、HAS3の3種類あり、真皮線維芽細胞では主にHAS2によりヒアルロン酸がつくり出されることが知られている。

 そこで同社は、生薬抽出物からヒアルロン酸産生を促進させる成分について、スクリーニングを行い、蒼朮抽出物にその可能性を見出し、研究を進めた。

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