ライオン 人事部 青木氏に聞く、我が社の採用基準

粧業日報 2016年10月26日号 1ページ

カンタンに言うと

ライオン 人事部 青木氏に聞く、我が社の採用基準
「変革を超える変革」に挑戦し、
行動指針に共感できる人材を採用

 ライオンでは、経営ビジョン「Vision2020」で掲げる戦略「組織学習能力の向上」の実現に向け、挑戦する企業風土への改革を促進している。

 2013年1月には社員のチャレンジを支える新たな人事制度の導入に加え、グループ全社員の行動指針「L-Compass(エル・コンパス)」を策定し、これが同社の採用基準となっている。

 求める人物像や採用の取り組み、今後の採用活動などについて青木一茂人事部副主席部員に話を伺った。

 ――近年の採用状況と貴社が求める人物像をお聞かせください。

 青木 今春の新卒採用者数は営業・スタッフ職が45人、研究職が35人、生産技術職が10人の計90人となり、昨年の80人よりも採用数が増えている。

 新卒採用では「常識に、牙をむけ。」という採用コンセプトを2年前から打ち出している。成長が鈍化している日用品分野において、前例踏襲のやり方を続けていくのではなく、今までの常識を覆す破壊的なチャレンジによって新たな常識を創造していかなければ、今後のさらなる成長・発展は成し得ない。

 採用コンセプトには、こうした「変革を超える変革」にチャレンジできる人材を求めているという我々の想いが込められている。

 当社が求める人物像としては、常識にとらわれない新たな視点を持って自ら高い目標値を作り出し、自ら進んで考えて行動できる「革新性」と、目標に向かって自らリスクを背負い、途中で諦めずに様々な手段を講じて粘り強く努力して切り拓いていく「影響力」、そして目標の実現に向けて協調性を発揮できる「忠誠心」の3つの能力に長けた人材を求めている。

 それに加え、採用基準として当社の行動指針「L-Compass(エル・コンパス)」に共感できる人であるかという点も重視している。

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