宮本、事業継承により印刷事業部を新設

粧業日報 2016年10月27日号 5ページ

カンタンに言うと

宮本、事業継承により印刷事業部を新設
難易度の高い印刷技術を獲得、
より精度の高い表現が可能に

 業務用の化粧品、医薬品・サプリメントのボトル・容器を製造・販売する宮本では2016年9月、社内に印刷事業部を新設した。

 「長年取引があった2つの印刷会社がほぼ同時に廃業することになり、当社で事業を引き継ぐことになった。設備や人材もそのまま移行する形で継承したので、今後はシルク印刷による表現の幅を広げることで差別化をはかっていきたい。これにより、納期までのスケジュール調整がしやすくなった。次世代の人材育成も進め、技術向上にも努めていく」(宮本浩樹社長)

 今後は自社で、シルク印刷の上にのせるプロセスホットスタンプ技術や、シルク印刷で3原色のカラー版を合わせた精度の高い表現ができるようになる。最近は加飾で特長を出すところが増えていることから大きな成果を生みそうだ。

 TOLY KOREA社の容器では、クッションファンデーションコンパクトの引き合いが増えている。本社がある韓国では、ファンデーションを玉状にしたビードパウダー専用容器の開発が進んでいるという。

 自社製品では、アプリケーターとキャップが一体化したアプリケーターチューブの提案が進み、すでに商品化も実現した。

 現在、来春までに容器カタログとホームページを刷新すべく、準備を進めており、化粧品に詳しくない人でもわかりやすい構成に変更していく方針だ。

 「今期(2016年11月期)は一時的に印刷工場の作業が滞ったこともあり横ばいになる見込みだ。来年のCITE Japanには出展をせず、再来年1月に開催される化粧品開発展に出展することにした。この展示会を最初のターゲットにして容器の新型を投入していきたい」(宮本氏)
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