ツバキスタイル、佐賀・埼玉2拠点の生産体制で供給力強化

週刊粧業 2016年10月24日号 42ページ

カンタンに言うと

ツバキスタイル、佐賀・埼玉2拠点の生産体制で供給力強化
 ツバキスタイルは、今年6月に新たな生産拠点として九州佐賀工場を竣工し、埼玉と佐賀2拠点での生産体制をとることで、容器の生産・供給力を向上させた。

 佐賀工場は、加飾から製造まですべて現在の埼玉工場と同様の設備を揃え、生産規模を1.5倍に拡大して対応力の強化を図っている。

 円安やインバウンド需要の影響により、最近は容器購入が国内に回帰している傾向があるといい、容器メーカーは生産力の高さがより一層求められている状況にある。

 また、コストの面から海外容器も需要があるが、品質と安全性で日本との考え方の違いがあるほか、納期対応などで課題が残るという。

 こうした容器市場に対応するべく、同社では生産体制の強化やオリジナル金型の拡充をしており、業績の拡大が続いている。近年は、国内ポンプメーカーの協力のもとに製造販売している1㏄、3㏄、泡ポンプフォーマーのオリジナル容器が好調で、業績拡大に貢献しているという。

 「従来のポンプよりデザイン性や押しやすさに優れ、さらに意匠登録済みのオリジナリティの高さが特長だ。今後も自社の技術を駆使した新型ポンプを開発し、積極的に提案していく。成形から加飾まで一貫生産できる国内容器メーカーは少なく、当社がその数少ない1社として打ち出していきたい」(藤村太郎社長)

 11月には同社の容器カタログとホームページを全面リニューアルし、より完成品がイメージしやすいデザインに変更する。これに伴い新型容器も紹介していく予定だ。

 2017年は、「第7回化粧品開発展」と「CITE Japan2017」が開催され、同社は両方の展示会に出展して露出を高めていく。
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