矢野経済研究所、2015年度国内化粧品市場を調査

粧業日報 2016年10月31日号 3ページ

カンタンに言うと

矢野経済研究所、2015年度国内化粧品市場を調査
インバウンド需要の取り込みで
前年度比3.0%増の2兆4010億円に拡大

 矢野経済研究所では、2016年6月~9月にかけて、化粧品ブランドメーカー、化粧品受託製造事業者、化粧品原材料メーカー・商社、流通業者等を対象に、2015年度の国内化粧品市場について調査を実施した。

 2015年度の国内化粧品市場規模は、前年度比3.0%増の2兆4010億円(ブランドメーカー出荷金額ベース)となった。

 2014年10月に改定された外国人旅行者向け消費税免税制度で化粧品も免税対象になったことを踏まえ、2015年度の化粧品市場は、小売・卸・メーカーが一体となって、訪日外国人客を意識した売場づくりや多言語対応、外国人が喜ぶギフトセットの販売等を強化したことで、インバウンド需要の取り込みが進み、市場は大きく拡大した。

 製品分野別の市場規模は、スキンケア、メークアップ、ヘアケア、フレグランス、男性用化粧品の全てのカテゴリーで、前年度実績をクリアした。

 スキンケア市場は前年度比3.6%増の1兆1160億円となった。

 洗顔料、化粧水、美容液、フェイスパックなどを中心にインバウンド需要の取り込みが進み、市場は大きく拡大した。また、時短を訴求したオールインワンタイプのジェルは、美白、アンチエイジングなど様々な付加価値を訴求する製品が増加したことで幅広い需要を獲得し、好調に推移した。

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