京王百貨店新宿店、購買行動の分析で日本人新客の獲得を強化

週刊粧業 2016年10月24日号 15ページ

カンタンに言うと

京王百貨店新宿店、購買行動の分析で日本人新客の獲得を強化
 京王百貨店新宿店ではインバウンド需要に応えながら、同時に顧客育成に努めてきた。その成果もあって今期も順調に売上げを伸ばしている。

 組織顧客率が高い同店では、新客を会員化し、上顧客へのステップを着実に踏んでもらうことが重要であることから今秋にリニューアルを実施し、多くの新客を取り込んできた。

 堀添瑞穂婦人雑貨部アクセサリー・化粧品担当化粧品売場ショップマスターに顧客育成対策について語ってもらった。

16年上期は前年比22%増を達成
インバウンドは客数増で売上確保

 同店では上期(2016年4~9月)、インバウンド効果もあって前年比22%増を達成した。

 「インバウンドが落ち着いてきたという声があがっているが、そうはいっても上期はまだインバウンドの売上げは伸びていた」

 インバウンド対策をしながらも、同時に百貨店の化粧品売場がインバウンド特需に沸いていた昨年から、日本人客を大切にすべく組織顧客分析とアプローチに力を入れてきた結果、上期は日本人の客数を増やすことができた。今秋にはリニューアルで新たな客層拡大を目指すなど、今後は日本人客をターゲットにした施策を増やしていく。

 「インバウンドのお客様は流動的で先が読めないが、日本のお客様は化粧品がなくなれば定期的に来ていただける。友の会で積み立てているお客様が増えており、百貨店にとってのいいお客様が増えている現状の中で、化粧品をどれだけ買ってもらえるか、百貨店顧客対策として新客へのアプローチをしていかなくてはならない」

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