資生堂、初代社長の精神を表現する香水瓶の展示会開催

粧業日報 2016年11月28日号 1ページ

カンタンに言うと

資生堂、初代社長の精神を表現する香水瓶の展示会開催
会場に漂うほのかな香り通じて
香水が持つ世界観・魅力を発信

 資生堂ギャラリーでは11月2日から12月5日の期間中、銀座から文化を発信するプロジェクト「BEAUTY CROSSING GINZA」第4弾の一環として、初代社長の福原信三氏が目指した芸術とビジネスのコンビネーションを常に念頭に置いた化粧品づくりの姿勢「商品の芸術化」を表現している同社の香水瓶等を集めた展示会「Les Parfums Japonais(レ・パルファム・ジャポネ)―香りの意匠、100年の歩み―」を開催している。

 1910年代後半、化粧品事業に主軸をおいて会社経営に乗り出した福原氏は、パリの芸術文化への憧れとともに、「香りを芸術まで高めたい」という思いで西欧の香水に勝るとも劣らない日本のオリジナリティあふれる香水づくりを目指した。

 また、化粧品製造にあたって西欧文化を消化し、それを栄養素としながらも日本的美意識をベースに製品の細部にまでこだわった日本発の「本物」を生み出そうとした。この「商品の芸術化」の精神は、今日の同社の商品開発に受け継がれている。

 同展示会では、福原氏が憧れたパリの芸術文化の一端を示すフランスの香水瓶とともに、福原氏が自ら手掛けた初期の資生堂の香水瓶、「商品の芸術化」の精神を受け継ぐ現代の香水瓶の計40点を展示している。

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