ポーラ、日本初の「シワを改善する美容液」で発表会開催

粧業日報 2016年12月2日号 1ページ

2016年12月2日 14:00

粧業日報訪販化粧品メーカー化粧品の研究開発

カンタンに言うと

開発着手から15年、医薬部外品で

新たな効能訴求「シワ改善」が実現

　ポーラは2017年1月1日、日本で初めて「シワを改善する」効能表現が認められた薬用美容液「リンクルショットメディカルセラム」（医薬部外品、20g1万5000円）を全国のポーラビューティーディレクター、コスメ＆エステショップ「ポーラザビューティー」約630店舗を含む約4800店のポーラの店舗、ポーラコーナーを展開する百貨店46店舗で販売する。

　11月17日に開催された新製品発表会では、横手喜一社長が冒頭で挨拶を述べた後、ポーラ研究所肌科学研究部主任研究員の竹内啓貴氏が「シワを改善する新製品のメカニズム」、リンクルショットブランドマネージャーの山口裕絵氏が製品特長について説明を行った。

　ポーラは1929年の創業から一貫して「女性の可能性を引き出す」ことを使命とし、「プロダクト・サービス」が持つ高い機能性、効果実感、安全性と、「ビューティーカウンセラー」が持つカウンセリング力、顧客に対する提案、継続的なフォロー・サポートという2つの軸を、「他社が真似できないレベルにまで引き上げ、女性が本来持つ美しくなる力を引き出す」（横手社長）ことで、顧客に対する提供価値の実現を目指している。

　ビューティーカウンセラーによる対面販売の重要性を示すデータとして、同社が今年実施した化粧品使用後の肌悩み改善状況に関する顧客満足調査（n=5643）によると、「対面販売」「オンラインストア」で全く同じ商品を販売しているにも関わらず、改善された・やや改善されたと回答した人は「対面販売」が78.6％で、一方の「オンラインストア」は57.8％という結果になった。